ちょっと身近な人が手術を受けた時に、ふと疑問に思った事を調べてみました。
それは「癒着」
組織が傷つくとそれを治す過程で起きます。
それは手術のような大きな傷ではなくても起きているはずです!
切り傷、そして捻挫や打撲でも・・・
腰痛や寝違いでも
よく我々は「硬結(こうけつ)」などと言いますが
しこりの様に固まった状態、これを癒着とみるなら良くあります。
そう考えると身近なものかもしれません。
本題に戻し、癒着って何?
手術をすると必ず癒着を起こすと言われています。
傷が治る過程で、本来ならば傷がそのまま修復されればいいのですが
他の箇所、内臓や筋肉、膜などにくっついてしまう事です。
傷が治る過程なのですが、
その時に自分が持っている治癒力で傷を修復します。
修復過程でキズから出血します
血液を固めるフィブリンがでる
細菌から守る免疫細胞マクロファージ
結合組織を構成する線維芽細胞
などが含まれます。
キズを正常にそこだけ治せればよいのですが
他の箇所も治そうとするあまりくっつけでしまう
それが「癒着」
正常にくっついたのは癒着とは言わない。
手術などの際には他の組織とくっつかないように様々な処置をするそうです。
体内吸収性のフィルムを使ったり
キズの位置をずらす
(皮膚、膜、組織などそれぞれずらすことで癒着を起きにくくする)
などの処置がとられるそうです。
それらの処置をしても起こるそうです・・・
そして少しでも空気が入ると良くないそうです。
私は胸を切開しているので癒着が起きているでしょう。
癒着を起こすと問題は?
組織の痛み
関節などの可動域の低下
肩や腰などへの負担や痛み
再手術の際に癒着部分があると剥がさないといけない
などがあります。
現在では
術後にすぐ動け!
と言われます。
動くことで
本来の組織の働き(動き)をさせ癒着をさせないようにしているのでしょう。
という事で、
傷めたときは基本的に動かした方がいいのですね
筋肉を損傷した場合、例えば打ち身や捻挫などなど
組織内で癒着は起きているのでしょう。
これは日常に起きる様々な怪我にも言える事でしょう。
肩や腰など硬結、いわゆるコリやしこりが有るのはそうかもしれませんね。
傷めた後のケア大切ですね。