急に思い立ったわけでもないのだが、家族が揃っているので、山田の道の駅「おいすた」に行ってみようということになった。ここのところ、沿岸に新しい道の駅が出来たりなんだりそういうニュースが結構あって、そのうち行ってみたいと思っていたのだ。
それが5月2日のことである。前の記事が1日のことなので、出来事的には2日連続だ。まあゴールデンウィークは、いろいろと出来事があるわけですね。
朝の天気は快晴。ゴミ捨てに出たときの青空があまりに見事だったので写真を撮ってみたが、あんまり再現度は高くない。まさに雲ひとつない空だった。
ドライブ日和ということで新緑を愛でながら106号線を東へ。宮古までのみちのりは随分速くなったものである。学生時代に夜中車を飛ばしていったころは2時間かかっていたが、それが1時間ちょっと。
宮古までは順調だったのだが、三陸道の分岐でうっかり道を間違えた。宮古港の方に行ってしまったのである。まあ急ぐ旅でもないので、45号線を南へ走り、途中で三陸道に入る。
ところが、そこでもまたうっかり発動! 宮古市内の方に戻って来てしまったのである。さすがに2回間違うと、もしかしたらオレたち家族は永遠に山田に到達できないのではないか? もしかしたら何か大きな力が働いていて、オレたちを山田に近づけないように結界が張られているのではないか? という疑念がよぎる。
疑念はよぎったが、さすがに三度目の正直、というわけで、なんとか山田にたどり着いた。目的の「おいすた」に到着。
実はここにカミさんの教え子がいて、クレープ屋さんをやっているのだった。カミさんは、かつて某専門学校で非常勤講師をしていた。公衆衛生かなんかの授業を持っていて、教え子たちはパティシエ科に所属していたという。
そんな教え子が作るクレープを食べるのもひとつの目的。ここでハタと気づく。オレ、クレープ食べるの何年ぶりだろう? 少なくとも10年くらいは食っていない。そういう意味でも感慨深い。結構いろいろ種類はあるのだが、オレが選んだのは山田せんべいのクレープ。生地にごまが入っていて、トッピングにも山田せんべいがあしらわれている。
そんな久しぶりのクレープはもちろん美味しかったのだが、なかなかボリューミーであった。結構ね、お腹にたまるのね、クレープ。
腹ごなしに風光明媚なところを検索してみると「山田湾展望台」というところがある。行ってみると、なんか扉があって、フォトスポットみたいになっている。掲示板を読むと、どうやらアニメ「すずめの戸締まり」で登場する場所らしい。
映画は未見なのだが、聖地巡礼をしてしまったようである。
とにかく天気が良かったので、山田湾の眺望は素晴らしかった。オランダ島と周りの養殖いかだが、濃い青の海と鮮やかな青の空とに映える。
お昼は「梅の家」というところで食べたが、ここの牡蠣フライは今までで1番美味いくらいの牡蠣フライだった。まあ、オレ食ってたのは、牡蠣フライの入っていない定食だったんだけど、心優しき息子が一口くれた。いやほんと美味しかった。
そして、お土産は「びはん」で買うことにしていた。オレはどっか行ったときには、必ずと言っていいほど地元のスーパーに寄って買い物をしたいのである。お土産屋さんで売っているものと同じものがあったりして、それは大概安い。
何を買ったかというと「イシモチ」。丸ものの魚である。最近息子が魚をさばくことを覚え、何かと丸ものをさばきたいようで、それならばと、あまり見かけない魚を買ったのであった。沿岸のスーパーは、地物の、盛岡だとあまり見かけないような魚が安く売っているというのもありがたいのである。
そして帰りには、新里の「湯ったり館」でサウナも堪能し、充実の日帰り旅だったのである。
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