先日娘(小4)の二分の一成人式というタイトルの参観日がありました。勿論着物で出かけました。昼過ぎから雪という天気で、着物は最高にいいです。羽織にショールを巻いて雨除けのつばは掛けなくても下駄は案外濡れません。駐車場の泥濘も気になりませんでした。
昇降口につくと「あら御着物・・・いいわねえ」と声がかかります。「あぁ最近は普段着にしてるんだ」と答えると「勿体ない」という人と「それって良いよね」と二手に分かれます。顔見知りの保護者の方が声をかけてくださって「御久し振り~」と始まって「いま私呉服屋さんで勤めてるのよ、いま逆に脱いで着替えて来たの」というので「あら勿体ない」「大島紬だったんだけど、仕事着だから」「良いじゃないの、今度は着てきて」「それよりお店に遊びに来てよ、売りつけたりしないから~」と・・・・。
そう・・・・。呉服屋さんて行きたいけど、入りずらい部類になりますね。浅草寺の仲見世やショッピングセンターなどなら横目で見て楽しめます。カタログや呉服屋のHPをネットサーフィンするのも楽しいです。でも実際に懇意にしている呉服屋さん以外は入りづらいと思う人って多いようですね。ちょっとした小物類(足袋や裾除けなど)ならそれだけを購入して帰ってこられるのですが^^;でも知り合いが呉服屋さんにいるとなると、また楽しみが増えました。「バーゲンになったら教えてね~」とちゃっかり明るく言ってみたりして。
着物を持っている方も「日常着」「普段着」になるような着物は無いという人は案外多い物です。訪問着・喪服・江戸褄・付け下げ・色無地までは持っていても、紬・絣・木綿などは持っていないとか・・・・・。上記の四点は嫁入り道具の中に入っているから持っているだけという人も多いようです。
最近は紬も格が認められて着ていける場面が増えました。ちょっと年配の方なら「高くても紬は普段着にしかならない」という人もいます。良いものは良いのです。紬で準正装。いいじゃないですか。
先にポリネシアンカルチャースクールの公演があって、勿論着物で出かけました。日本の正装ですものね。周りはフラを習っているグループが多いようです。熱心に見ておられました。1000人以上の観客の中着物は私ひとりだったのです。私もハワイ大好きですから、アロハやフラの衣装も持っています。どうも日本人はコンサートや公演などに正装で出かけるという方が少ないように思います。
その時に着て行ったのが、デザイナーブランドケンゾーの物でした。今はデザイナーブランドで安く手に入る着物も増えているので、一枚持っているといいのにと思います。ウールだし、洗えるし。気軽で良いです。
足袋もこはぜが付かない足袋型靴下でもOKだと思います。それにサンダル型の下駄でOK!白足袋に白半襟だけが着物の着方ではないと思います。