着物は文庫紙・たとうしに入れ畳んで収納します。すると中の柄が分からなくなるので一部分を折って中が見えるようにするとか、写真を張り付けるとかして、すぐに目的の物が探せるように工夫します。我が家には自分で買い求めた物ではなく、実母の残した着物なので、まず「何があるのか」を捜索することから始めました。手入れの必要な物は業者に依頼します。幸いにも「虫食い」だけはなかったのでラッキーでした。桐の着物用箪笥を押し入れ収納として自作してあったのです。でも風通しが悪く、カビが発生している「段」があったので、天気の良い日は引き出しを開けて風を通すことが習慣になりました。クローゼットにも沢山しまわれてあったのですが、帯だけは何故かクリアーボックスに投げ込まれて積み上げられていて、その後引き出しに収めたのですが、どうしても目的の物を見つけづらいので、考えました。オープン棚の収納だと埃や水気が心配です。ネットを丹念に検索しやっとこれだと思う商品に出会えました。観音扉の付いた、棚しきりになっている収納です。本当は二枚扉が良かったのですが、ちょっとアンティーク風で高かったので、両面に三段ずつの物にしました。そこに帯の種類に分けてしまいます。半幅や簡単帯に改良した物、訪問着や正装用。夏限定の帯。一回も使用していない新しい帯。そうやって分けて収納し、開ければ全部の帯柄が見えるので、これは良い買い物をしたと自画自賛しています。
先日TVでタレントの方のクローゼットに、着物をハンガーにかけたままずらーっと収納されているのをみて、「ああ確かにアンティークのお店なんかはハンガーにかけて売ってはいるけど」と残念に思いました。探しやすくてよさそうですが、やはり襟や背中心、脇線がピシッとしていないと、着物は美しく着られません。着物だけは「畳んで」しまうのがやはり良いなと思います。ハンガーだと肩の一部分だけがすれてしまうし、変なしわが出来そうです。やめてほしいなと思います。着物が好きだというならば・・・・。なおさらです。
帯上げも帯締めも綺麗に畳んで、全部が見えるように収納しなおしました。足袋も、半襟もきちんと次に選びやすいようにしました。
肌襦袢や長襦袢も夏用と万年向きと分けます。うそつき襦袢もあるので、結構な量です。正装用も含め、まだ仕立てていない反物も含めると・・・・。ああ、呉服屋さんが出来そうです。^^;
それでもこれから6月の衣替えに向けていろいろやることは多いです。もう出番がないような袷のウールや厚手の絣・木綿は手入れをして別の場所に移動です。木綿・コットン地などで一年中活躍してくれる物はいつもの場所です。これからは雨も多くなるので、ポリエステルや雨コートもカビをチェックします。
しかし、たった二カ月しかない「絽・紗」の着物の多いこと!もったいない!何でこうも着道楽なんでしょうね。と言いながら今年用にと浴衣を縫っている私はそのDNAをしっかり受け継いだようです。だって浴衣だけは毎年新調しているんです。安いプレタ物や百貨店の呉服屋さんの既製品三点セットでもOK!着なくなった物は友人にお譲りしています。安く。
今日は暑かったので涼しげな竹の柄にしてみました。