気まぐれ猫と音楽だらけの暮らし

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着物で旅行をしようではないか!

2010-09-29 23:17:30 | 日記・エッセイ・コラム

 普段から和服で過ごしている自分としては旅行だって当然着物です。着物旅行は難しくないのですよ。むしろ楽チンなことが多いのです。

 1.荷物が少ない。:何故って小さく畳めるから。勿論洋服もそうなのでしょうがスーツは形を崩さずに持ち歩くのは一着くらいかな?着物なら一枚に帯二本などコーデを替えて楽しめるので荷物が少なくなるのです。和服と洋服を両方持っていくとなると大荷物になりがちですが、着物だけなら着付け小物は身につけて歩く事になるので、荷物無くなりますし、忘れものもないです。畳紙の大きさにしておかなければと強迫観念に固執している人や着物がしわになるからと心配する人もいますが、しわになるのは丸めたTシャツに比べれば断然少ないです。

 2.レストランや劇場などで良い思いが出来る:なんたって「正装」ですからね。入る場所を限定されないのです。VIP扱いですよ。レストランも上席に案内されますし、特に海外だとサービスが良いのです。

 そういう意味でもマルチに使える帯があると良いのです。両面で使えるとか右左で柄だしが違うとか色々ありますね。今はキャスター付きのキャリーバッグも様々ですから重い荷物を担ぐ必要はないですからね。

 着物二枚に帯は三本。半襟を二枚。帯揚げは一緒で帯締めを二本。足袋は靴下ですから替えを持った方が良いでしょうね。下着は汗取りパット付きのスリップなどを工夫して着ていると良いです。消臭汗取り用のスプレーなどは必需品ですけど。

 今回の旅行は単衣と袷の時期の境目。私の着物の多くは「胴抜き人形仕立て」になっているので、四季を通じて快適です。長襦袢を夏用で半襟だけを冬用にします。もしくは大うそつき肌襦袢でごまかすこともします。私の補正は晒とタオルで作ったオリジナルの腹巻です。これを下着の次に腹に巻いておいてから裾除けを付けて、上は半襦袢にします。真夏はステテコを履いています。冬の寒い時期にはスパッツをはいたりもしますが、お腹周りが帯などで何重にもなっているので暖かいです。夏は冷房で冷えてもお腹だけは大丈夫。汗取りになるので襦袢も着物にも影響がありません。

 ホテルに着いてから全部脱いで乾かします。ホテルは乾燥しているので翌朝には乾いています。その際に消臭スプレーをしておくと完璧です。

 仕立てを頼んでいた本藍染の結城紬が出来上がってきたので着物二枚に帯三本のコーデを考えてみました。今回は三泊四日です。

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 左の半幅帯は初日と最終日。二日目三日目にコーデを替えて、最終日には着物を替えて同じ半幅帯を締める予定。

 京都にいくので「染めの着物」では見劣りするし・・・・。旅行は紬が一番だと信じているので本藍染結城紬と紅花紬にします。帯は米沢織の半幅帯と、紅型染の名古屋帯と塩瀬の手書き染帯。薄ピンクの紅花紬ははんなりしてます。変わりに藍染めはピリッと粋になるでしょう?どちらもとても着ていて楽なのです。この藍染めは姫もお気に入り。干支の帯はかわいいのでどこに出かけても目立つので人気です。

005 今売れ筋のキャリーバッグ。ダブルローラーで縦にも横にも移動がスムーズ。ハードカバーではないので融通がきくし、ポケットが多いのでいろいろ入れられるので良い感じ。売れ筋ということはどこかの誰かも持っているかもと言う事で手持ちのステッカーなどでデコってみました。

003_2 鼻緒の赤がかわいい草履。「ウサギのもちつき」です。草履なのでちゃんと滑り止めも付いているすぐれもの。ウレタンソールの草履をはくことも考えたのですが可愛さを優先させました。女ですもの?

 旅行用に何かを揃えるということはしません。出張が多いので仕事の内容によって着る着物が変わるだけです。難しい仕事や営業のときは江戸小紋でビジネススーツ的なコーデ。講演会やパーティーがある時はトイレで帯だけを替えたりします。時間があるときはホテルの部屋に戻って全部着替える事もあります。髪形を変える事もしたりします。営業報告会ではシンプルにしていた髪もさくさく夜会巻きにしたりしてパーティーでは華やかさを演出します。圧倒的に男性社会ですから目立つことも仕事の一つ。だから「いつも着物の○○さん」と覚えて貰うのも仕事。最近は同じくおじさまの着物男性と仲良しになりました。口紅の色を変えるなどちょっとしたことでビジネスからプライベートへ。

 旅行と言っても半分仕事なので、二次会三次会まで気が抜けません。結局心底楽しむのが私流。周りは親世代なのでおんぶにだっこ状態。「お嬢」と呼ばれて子供扱いされてます。ははは(笑

 明日は実際に着物を着てみて最終確認。もう一枚着物を持つかどうか悩んでいます。緊急事態に備えてです。荷物をパックしてから考えることにします。余裕があれば持つし、入らなければ諦めます。

 モバイルPCと携帯、それぞれの充電器。化粧品・飲み薬・ヘアアクセ・下着類。雨具として簡易雨コート・折りたたみ傘・ビニールの草履カバー。これは天候に関わらず持っていくだけで安心です。膝掛け用のハンカチーフのほかにハンドタオル。手拭い、ティッシュなど。今はホテルにアメニティーグッズが豊富ですから楽ですね。他にのど飴や一口できるお菓子なども持ちます。旅行のガイドブックも持っていきます。お土産が増えた時様の大きめのバッグも入れます。全部出来るだけ小さく畳みます。

 あとは当日のお天気だけが心配。こればかりはどうにもならないです。でも自分晴れ女なので・・・・・。大抵晴れです。ラッキー