着物の着付けの方法は様々です。仕上がりは一緒。押さえるべくポイントも本当は一つなのですが、少しずつ違う。こればかりは好きなというか出来る範囲の中で一番やり易い方法で構わないと思います。何故なら人それぞれの悩みがあるからです。
バストが豊富な私は長襦袢の襟合わせに苦労します。ウエストのくびれも和服ではいらないので補正しなくてはなりません。
新しく出会った本では「これは一つの方法ですからご自身に合ったやり方を見つけてください」とあります。なんだか逃げているようですが・・・・。確かにおはしょりの始末の仕方や、背中のしわを取る方法も紹介されているんのですが、解決されていないようです。他の著者のやり方の方がすっきりいきます。今のところ私に合っているのは一番オーソドックスな「市田ひろみ」先生の物か「森空美」先生の着付けです。母親や叔母の着付けは市田流といっても良いかもしれません。私の帯結びは森先生の方法が合っているように思います。どちらのやり方も手結びという便利グッズを使わない方法です。仮紐を使う場合もありますが、とても少ないです。
今回の方法は帯を結ぶ前にお太鼓を作っておくという方法です。これは帯の柄を綺麗に出したい場合に便利です。丸帯や両面帯。左右からどちらからでも使える帯や、中間にお太鼓柄がある帯もあります。そんなときに最初にお太鼓を作っておけば便利ですよね。
ただ、そのやり方が複雑なのです。勿論重要な部分ですから慎重にならざるを得ないのですが、とにかくDVDだけを観ている端から忘れる始末。自分を情けなく思いました。でも本でも詳しく載っているので我慢して読んでいます。
この方法は病気で腕が上がらない人のために考案された方法だとか。確かに覚えてしまえば綺麗に仕上がるようです。綺麗に着る為に仮紐を何本使おうと構わないでしょうね。クリップを何個使っても結局仕上がりが全てです。綺麗になるなら・・・・我慢しましょう。
一重太鼓も二重太鼓も普通のやり方で困る事は無かったのですが、柄出しが難しい帯の場合や、礼装で綺麗に仕上げたい場合には良い方法だと思いました。
忌憚なく新しい方法を受け入れてみるのも成長のために必要ですね。まだまだ勉強です。
髪形も一人で結える方法の本も購入して、かなりバリエーションが増えました。美容院に行くことも今までもなかったのですがこれからもないかもしれません。本来の髪形は全体にソバージュがかかっています。だから纏める前にカーラーを巻く必要がないのです。ブローを工夫すれば良いだけです。
着物のコーディネイトも敢えて若い人向けの本を読んだりしています。かわいいし身近な物を和服に応用しているところが好きです。ハイヒールブーツでアンティーク着物を着るのは出来そうもないけれど・・・・。
秋も本格化してきました。単衣の日もありますが、袷の時期になったので、これからが本番ですね。