県民の本音

原発事故の収束宣言はするべきではなく、工程表のステップ２まで達成したと報告するに留めて置けばまだ感情も違っていただろう。 収束したというのに、長期居住困難地区が設定され、中間処理場に３０年と聞かされ、最終処理場は未だに何処に造られるか未定のまま。東電の賠償も終わらず、国が土地家屋の買い上げも検討し始めたら、区域住民にとっては事故収束より酷い現実を突き付けられた事になった。
これで怒らない人はいないだろう。
廃炉になり完全に更地になってから事故収束宣言をするべき。住民ももとの通り住むことが出来て、あの３月１１日地震の時点まで戻れば受け入れてもいい。 早計だな。浅はかだな。此で国民や世界が納得するかと本気で思っているのかな？
今より酷くはならないって、帰れませんよと言われたら希望が無くなり、残酷な現実を再び突き付けられた区域住民の悔しさは何処にぶつければいいのか？
それでも賠償金を貰えるのは良いよねと言うひともいる。区域以外は賠償がないからだ。自力で立ち上がらなければならない。
年末に明るくなって貰おうとでも思ったのか？
だったら議員手当を全額被災地に送り傷みを分かち合い、東電の退職金五億を賠償に回すべき。
被災者の流浪は続く