愛知ボラセンの活動予定⇩(更新日:2025.1.29)
NPO法人被災者応援愛知ボランティアセンターは、
観光庁からの「観観産第174号(平成29年7月28日)災害時のボランティアツアー実施に係る旅行業法上の取扱いについて(通知)」に基づき、被災地ボランティア活動を実施しております。
【次回のワンコイン・サポーターズ事務作業】
2025年2月22日(土)13時~ 東別院会館地下106教室
※予定分が終わり次第解散となります。
NPO法人被災者応援愛知ボランティアセンターは、
観光庁からの「観観産第174号(平成29年7月28日)災害時のボランティアツアー実施に係る旅行業法上の取扱いについて(通知)」に基づき、被災地ボランティア活動を実施しております。
【次回のワンコイン・サポーターズ事務作業】
2025年2月22日(土)13時~ 東別院会館地下106教室
※予定分が終わり次第解散となります。
こんばんは(*´ー`*)田中です。
以前、台風被害を受け愛知ボラセンが、応援活動を行った三重県紀宝町浅里地区から少し先にあり、同じく被害に遭われた和歌山県新宮市熊野川町の旧九重小学校での取り組みをボランティアさんが教えて下さいました!
たくさんの方に知っていただけたらと思い、いただいたメールをご紹介させていただきます。
和歌山県新宮市熊野川町の旧九重小学校を御存知でしょうか。
和歌山と奈良と三重の県境近くにあります。
紀伊半島水害ではみな様の御支援をいただきましたが、その時九重小学校も天井まで水に浸かりました。
一度は多額の予算をつけて取り壊しの話も出ました。
しかし、田舎での若者定住促進を図るNPO山の学校が、小学校を地域の復興拠点にしようと提案し、新宮市に採用されました。
初めは山の学校と数名の仲間達が教室の掃除をしてましたが、
なんせ大きな校舎。その為2年前の晩秋に一斉ボランティアを募集し、
70人もの若者達が駆け付けて1日で校舎のゴミ出し、壁剥がし、床拭きをやってしまいました。
その後、冬に備えて薪ストーブや煙突を設置し、約1年を掛けて、
新たな杉板壁を貼り、建具を取り付け、長い板張り廊下も作りました。
私達、ボランティア同志も屋根のペンキ塗りのお手伝いをさせていただきました。
屋根に上がれば目の前は熊野川、週末ともなれば、ひっきりなしにドロ峡ジェット船がやって来ます。
白い水飛沫を掻き上げて、上ったり下ったり、その勇姿は素晴らしいです。
現在は校舎修復も大体すみ、一番手前の職員室はカフェとなり、先日には隣の教室が本屋さんに生まれ変わりました。
そしてその一画の給食室跡にはパン屋さんもあります。
パンを買って、隣のカフェでコーヒーをいただく事もできます。
川の見える窓側席が特等席です。ただ、今のところ土日曜日のみの営業となっています。
パン屋を営むのは林さんです。
林さんの一日は早いです。
夜明けの早い今でも暗い内にやって来て、パン生地を切り分け、釜に火を入れと忙しいです。
なんせ手作りパンです。
大きなパン釜は林さんが何ヵ月も掛けて作り上げました。
せっせとレンガを運び、多くのセメントを練り、一時は大きなトラブルが発生しましたが、林さんはめげずに作り上げました。
粉も林さんが挽きます。
しかし林さんのすごいのは、お客さんの見えないところでも頑張ってるところです。
手作りパン釜、大量の薪を必要とします。でも田舎には倒木や間伐材がいくらでも有り、平日には林さんは美味しいパンを作りたい一心で、週末に備え大量の薪割りをしています。
他に新宮市では国の補助を利用して、都会の若者の定住促進事業として、ナリワイ研修生3名を募集しました。
各自3年間の研修期間で、自分の知識や経験を生かし、地域との交流を通じて田舎で暮らすための仕事、ナリワイを造り出し、それをモデルケースとして新たな若者の定住促進を図るものです。
初めは旧九重小学校で集団生活をし、地域に慣れ親しんだ後、ナリワイを見つけ独立します。
今年も新たに数名募集予定です。小学校のカフェも研修生の矢部さんという可愛い女性が運営してます。
その中の一人に、横浜の丸茂さんが居ます。彼は来年開業を目標に、畑を耕し、自家栽培の野菜を使ってレストランを開く予定をしています。
那智勝浦と本宮大社を結ぶ熊野古道の大雲取越え、小雲取越えのほん傍らに有る古民家で、太い柱と高い天井、縁側の大きな窓からは広い庭、木々の向こうには熊野の山波が広がります。
先日の日曜日にお伺いして丸茂さんの夢をお聴きし、家財整理のお手伝いをしてきました。
ただ、未だ準備中のため、詳細はお伝えできませんが、改修ボランティアは募集中で来月より作業予定です。
このように熊野川町には頑張る若者達がいます。
もし、みな様において南紀に視察に行くとか、旅行に行くとかございましたら、是非「ブックカフェ・クジュウ」にもお立ち寄り下さって、美味しいコーヒーと、ゆっくりと流れる時間を満喫戴ければ嬉しいです。
頑張る若者達にも応援下さい。
場所は国道168号線から、宮井大橋を国道311号線三重県紀和町向いて、トンネルを抜ければ直ぐです。
左手に、見るからに学校の跡だと分かる白い板壁に、たくさんの窓格子の着いた横長の木造校舎です。
目印に、赤い屋根にはH型の煙突が着いてます…。
和歌山方向からだと途中に滝尻王子、近露王子や牛馬童子像、大阪奈良方向からだと十津川に谷瀬の吊り橋や温泉が有ります。
伊勢方向からだと尾鷲市まで勢和自動車道が通じ大変便利になりました。
林さんのパン屋は、「パンむぎとし」と言います。
誠に勝手、僭越ながら紀南地域の近況とローカルニュースをお伝えさせて頂きました。
こういった取り組みがあるのだと知り、人の力を感じました。
そして私も頑張るぞ!とパワーをいただきました。
こういった、被災した町を元気にする取り組みをもっともっと知りたいなと思いました。
メールをいただき本当にありがとうございました(*´ー`*)