愛知ボラセンの活動予定⇩(更新日:2025.1.3)
NPO法人被災者応援愛知ボランティアセンターは、
観光庁からの「観観産第174号(平成29年7月28日)災害時のボランティアツアー実施に係る旅行業法上の取扱いについて(通知)」に基づき、被災地ボランティア活動を実施しております。
【次回のワンコイン・サポーターズ事務作業】
2025年1月25日(土)13時~ 東別院会館地下106教室
※予定分が終わり次第解散となります。
NPO法人被災者応援愛知ボランティアセンターは、
観光庁からの「観観産第174号(平成29年7月28日)災害時のボランティアツアー実施に係る旅行業法上の取扱いについて(通知)」に基づき、被災地ボランティア活動を実施しております。
【次回のワンコイン・サポーターズ事務作業】
2025年1月25日(土)13時~ 東別院会館地下106教室
※予定分が終わり次第解散となります。
代表の久田です。
長野応援活動第3回(11月8日~9日)は、愛知県高校生フェスティバル実行委員会との共同企画。
14高校43人と先生4人、それに愛知ボラセンのボランティアさん5人、現地交流の大学生2人、
そして、私を入れて、総勢55人。(ちなみに第1回55人、第2回41人、3回で151人にもなります)
愛知県高校生フェスティバル実行委員会は、愛知ボラセン専務理事の田中は高校生時代に実行委員長を務め、
スタッフの武内、徳倉も元実行委員で、私は元教員顧問団長。
愛知ボラセンとは深いつながりのある団体です。
その高校生フェス実行委員会は、11月3日に高校生BIGフェスティバル(参加者15,000人、@モリコロパーク)後に、
長野ボランティアを提起し、募集期間1週間もありませんでしたが、47人も高校生と先生が参加しました。
愛知ボラセンは、社協災害ボランティアセンターでは請けにくい被災者への応援活動を第一にと考えています。
まず2週に渡って豊野地区で地域住民の自治的公共施設の泥だしを行い、だいたいのメドがたってきました。
そこで、長野視察当初から気になっていたリンゴ農家への応援活動を始めました。
長野での活動でお世話になっている青木敏明長野市議にお願いし、
フルーツファーム中村農園代表の中村太士さんをご紹介して頂きました。
中村農園では、りんごの他、プルーン、もも、ネクタリンなども栽培し、アップルラインにある直売所でも販売されています。
中村農園 ホームページ フェイスブック
中村さんの自宅、倉庫、直売所は、これまで築いてこられた豊かな人間関係によって、いち早く泥だしをすることができました。
しかし、中村さんは自分の農園だけがアップルラインで復興してもダメだ。
みんなが復興して、アップルラインを守っていかなければと考え、他のリンゴ農家への応援活動を始められました。
中村農園では収穫直前のリンゴの大部分が被害を受けました。
農家さんの規模にもよりますが、5000万円~8000万円のうりあげがあり、そこから生産にかかったお金を支払います。
つまり、とんでもない借金を背負うことになってしまいました。
さらに中村農園では、総額3,000万円を超える農機具が水に浸かり、使用不能になってしまいました。
他の農家さんでも同じような状況に陥っています。
それに自宅や倉庫、直売所などが浸水被害。
リンゴ農家さんはたった1日にして、大きなマイナスを背負ってしまいました。
さらにリンゴなどの果樹が、これまでのようにおいしい果実を実らせるようにするためには膨大な作業をしなければなりません。
その中で最も大変な作業が、農園の泥だしです。
農園には5~15センチほど泥が堆積しています。
この泥をとらないと、根が呼吸できず、果樹は死んでしまいます。
この作業、農園は果樹が生い茂っていますから、重機では簡単にはいきません。
人がスコップを使って取り除くことが求められていると思います。
中村さんの農地は2.7ヘクタール(27000平方メートル)。
ここに堆積した泥を10㎝と仮定すると、中村農園に堆積した泥は、2700立方メートル。
一般的な教室は約7m×9m、それに1階の高さを3mとすると、教室は約200立方メートル。
中村農園に堆積した泥だけでも、13教室いっぱいという途方もない分量になります。
yahoo知恵袋では、土嚢袋100袋で砂1立方メートルとありました。
これによると、中村農園に堆積した泥を土嚢袋に詰めるとすると27万袋という計算になります。
ちなみに土嚢袋は大量購入した場合、1枚約10円。
従って、中村農園に堆積した泥を土嚢袋に入れた場合、土嚢袋の代金は270万円ということになります。
さらにyahoo知恵袋によると、1立方メートルの土を土嚢袋に詰めるとすると、スコップ400~500杯になるとあります。
中村農園の場合、スコップ100万杯以上になります。
1人が機械のように動いて、2分に1杯のスコップとすると、6時間の作業で約1800杯。
泥を出すのに450人、それを運びだす人などを考慮すると、
中村農園の泥だしにはおよそ1,000人が必要となると考えられます。
簡単にいえば、長野のリンゴ農園全体で、想像を絶するとんでもない事態が発生しているということです。
しかも、できるだけ迅速にこの泥だしの作業をしなければ、果樹が死んでしまいます。
そうとう大規模なスコップ団を組織する必要があるということです。
愛知ボラセンの50人そこそこのボランティアでは間尺にあいません。
昨日、共同通信と信越放送の取材がありました。
実は2社の記者さんとも、それぞれ別に北陸新幹線の写真を撮りにこられました。
その途中で、大勢の若者がリンゴ園で作業をしている様子が珍しくて、何事かと思い、取材に来られたとのことでした。
私たちのたかが50人ほどのリンゴ園での活動が珍しいようでは、かなり深刻な状況ではないかと私は思います。
焼け石に水のようなものかもしれません。
それでも、長野リンゴ農園泥だしボランティアを続けていきたいと考えています。
次週(11/16~17)の第4回長野応援ボランティアに、ぜひご参加ください。
(↑ここをクリックしてください)
皆さんの力が、今、必要です!
なお、高校生活動の報告は明日に。
作業終了後、みんなでガッツポーズの
記念写真。後ろの高校生は取り出した泥の山に登っています。
なお、信越放送で放映されました。こちらをご覧ください。
信越放送