愛知ボラセンの活動予定⇩(更新日:2025.1.3)
NPO法人被災者応援愛知ボランティアセンターは、
観光庁からの「観観産第174号(平成29年7月28日)災害時のボランティアツアー実施に係る旅行業法上の取扱いについて(通知)」に基づき、被災地ボランティア活動を実施しております。
【次回のワンコイン・サポーターズ事務作業】
2025年1月25日(土)13時~ 東別院会館地下106教室
※予定分が終わり次第解散となります。
NPO法人被災者応援愛知ボランティアセンターは、
観光庁からの「観観産第174号(平成29年7月28日)災害時のボランティアツアー実施に係る旅行業法上の取扱いについて(通知)」に基づき、被災地ボランティア活動を実施しております。
【次回のワンコイン・サポーターズ事務作業】
2025年1月25日(土)13時~ 東別院会館地下106教室
※予定分が終わり次第解散となります。
代表の久田です。
第2回長野市豊野地区台風19号被災者応援活動は、11月2日~3日に行いました。
今回の参加者は私を含んで39人。
男性19人、女性20人。災害ボランティアに初めて参加される方は16人。
最年少16歳、最高齢は79歳6か月の島岡さん。平均年齢は46.2歳。
活動は、中央組コミュニティーセンターと、豊南町公会堂。
中央組コミセンは先週の続きで、フローリング床下の泥だし。
意外にも難航しました。
理由は2つ。床下への動線確保が困難でした。
床材のコンパネは水を吸って膨れてしまったこと、端が固定されていたことの2点ではがすことに意外にも難航。
さらに、床下は細かく仕切れていて、簡単に行き来しにくい構造になっていました。
女性も含めて、何人もの人たちが、何回も床下にもぐりました。
もぐら隊隊長の三輪田さん。三輪田さんは先週に続いての参加でした。
しかし、まだフローリングの泥だしが残っています。
さらに、フローリング材にカビが生えている箇所も発見されました。
フローリング材のカビを拭き取り、消毒をしなけばなりません。
女性は、コミセン倉庫と倉庫内の器具の掃除。
きれいにするとともに、倉庫に戻す際には、次に使いやすいようにはと考えて戻されました。
単なる「作業」ではない、「愛」を感じる活動だと思います。
豊南町公会堂
Before
3週間たってもまったく手のついていなかった公会堂。
手付かずの状態で片付けをすることは、意外にも珍しく、
皆さんには貴重な経験となりました。
床下には生チョコ状態の泥が1~2センチ。気をつけないと足を滑らせて転びかねません。
初めてこうした惨状をご覧になられた方々は、一日で片付くのだろうかと思われたようです。
process
みんなで、力をあわせ、知恵を出し合って活動していきます。
汚れたカーテンは捨てますが、その前に床の泥を吸わせて、捨てます。
かつてカーテン会社で営業部長をされていた島岡さん。
まさかカーテンで泥だしをすることになるとは思ってもみなかったことでしょう。
外のゴミステーションに泥に浸かった道具を仮置き。
今週も軽トラを運転して参加された林さんと千田さんが、ゴミ集積所へ運搬。
自己完結の活動をすることができたと思います。
なお、フローリング床下に潜る口がなく、地域の方も床下まで潜ることを望まれなかったため、
泥だしまではしていません。
さらに、公会堂の外にある物置の整理、公会堂周辺の泥かき、側溝の泥だしもしました。
After
活動後は、おぶせ温泉に。硫黄泉で信州五岳を望む露店風呂。
疲れた身体を癒し、帰りのバスは皆さん熟睡。
恵那山トンネル工事渋滞があり、金山駅着は午後10時30分。
皆さん、お疲れさまでした。
代表の久田です。
愛知ボラセンの災害ボランティア派遣について
①社協の被災地災害ボランティアセンターでは、手を出しにくい被災現場でできるだけ活動したいと考えています。
社協災害ボランティアセンター(以下、社協ボラセン)の活動は個人宅が最優先です。
また、社協ボラセンとして危険と判断した箇所での活動はしません。
こうしたことに異論はありません。社協ボラセンとしては当然のことと私は考えています。
2018年西日本豪雨水害の際、岡山県矢掛町の玉江さん宅の台所(10畳以上の広さ)は裏山の土砂がくずれ、
完全に土砂に埋まってしまいました。
社協災害ボラセンは危険と判断しました。
私たちは4週に渡って、のべ100人以上の手で玉江さん宅の土砂を取り除くことができました。
2016年熊本地震では、高齢者施設グリーンヒルみふねさんを主な活動拠点としました。
ここも個人宅ではありませんの、社協ボラセンのボランティア派遣が難しい施設です。
しかし、認知症の方をはじめ、要介護の方々をすこしでも早く、地震前と同じような状況に戻すことが大切です。
こうした活動のために、私が事前に被災地を視察し、活動場所や活動内容などを確認しています。
長野市は比較的近いということもあり、10月17日、19日に視察しました。
②被災地に着くとすぐに活動します。
活動に必要な資材、機材を大型バスに積み込んで被災地へ行きます。
すでに活動場所、内容は確定しています。
班分けは、活動内容に基づき、経験者、未経験者、男女、年齢などを考慮して事前に行います。
ですから、今回の長野では午前7時から活動を開始しています。
ちなみに、長野市災害ボランティアセンターの受付開始は午前9時からです。
受付後、活動のマッチングなどがあり、現場着は早くて午前10時30分ころになってしまうと思われます。
時には、マッチングのために長時間待たされたり、ボランティア活動がないということも災害ボラセンではあります。
③ボランティア活動はできるだけ、安全に。
活動中の安全は当然です。
交通手段もできるだけ安全性を高めなければと考えています。
現在は、中部キャラバンさんの主催行事とし、
貸切バス事業者安全性評価認定制度の認定事業者、二つ星以上のバス会社さんで運行しています。
なお、二つ星以上のバス会社さんは、愛知県バス協会加盟約100社のうち19社だけです。
愛知ボラセンのボラバス参加費が他団体と比べて、割高ではないかというお声をいただくことがあります。
確かに、金額だけを比較すると少し高めかと思います。
しかし、公共交通機関が運行している時間で、皆さんが参加しやすい時間に出発しようと思うと、
ドライバーさんは2人必要となり、その分バス代は高くなります。
活動内容や安全性などを総合的に考慮すると単純ではないと、私は考えています。
長野で考えれば、高速道路は無償になりますので、
友人4人と自家用車で災害ボランティアセンターの活動に参加されるのであれば、
一人当たりの交通費は安価になります。
愛知ボラセンの活動に参加しつつ、日程が合わない場合には、個人で活動されている方もいらっしゃいます。
私としては、いろいろなことに配慮している愛知ボラセンの活動にご参加いただければと思っています。
ですが、災害ボランティアの関わり方には、いろいろあっていいと考えています。
どうぞ、皆さんのそれぞれの形で、被災者の皆さんへの応援が旺盛になされることを期待しています。