セカンドライフ 

歳を重ねるのも悪くはない

好きこそ・・・ダンス

2012-03-06 | セカンドライフ
  先日、知り合いさんが、舞台をすると言うので行って来た。
Aちゃんは、幼い時から妹と二人でダンスが好きで、暇さえ有れば踊ってばかりいた。

昔たまたまご一緒した、お正月クルーズに今は亡きタップダンスで有名だった
佐々木隆子さんが同船されていて子供達のダンス教室を開いて下さった。優しくて20人の子供達が先生の後について行ってしまう程の人気だった。

件のAちゃんは、特に目をキラキラ輝かせ、隆子先生のご指導を受けリズミカルに踊って居た事を思い出す。
きっと本格的な先生に出会ったのは初めての事であったかも知れないし、出会いは更に
Aちゃんのダンス好きを加速して行った。

船中の発表会でも誰よりも嬉しそうに、満面笑顔で踊っていた。下船後、区内の発表会でも何回か踊る姿を見ている。

まさか生涯の仕事にしてしまうなんて。踊って居る事が何より生き生きとしている様だ。
彼女の所属は【ミュージカル座】山口葰也. 脚本・作詞・演出・振付:ハマナカ トオル.コンビので知られている。
私はお二人の、醸し出す音楽も大好きで酔ってしまう程。

Aちゃんは創立時からのメンバーなので、貫禄さえも感じられる様になって来た。
振り付けや、ダンスの指導等も兼ねる様になって来た。

近くに住むお母様にお会いすると「未だ夢中になってやってるわよー全くもう!」と必ず
同じセリフを吐き捨てる様におっしゃるが、それでも観客の中に混じって必ず娘さんの舞台を見守っている。

呆れながらも、娘さんの仕事を黙認する域に達したようだ。
道路を歩いていたら、きっと普通のお姉さんかもしれないが、舞台の上での輝きは夢の中の姿。

舞台を終えたAちゃんを待ちうけると、「来て下さって有難うございます」とニコニコ顔でやって来た。
恋の話は全く無い、勿論結婚の噂も無い・・・と。そうよねダンスと結婚しちゃったのね。
サバサバしたもの言いと、切れの鋭いダンスに益々磨きがかかりそう。

更に年を経て、ダンサーの軸となり遠くを見据えて力を発揮する事だろう。

幼少からの夢をずーっと仕事として果たし続ける事も、羨ましい人生と言える


Aちゃん

                     
         故佐々木隆子さん、お名前を冠したダンス教室は其の侭現在も営業を継続している。