セカンドライフ 

歳を重ねるのも悪くはない

猫おばさん

2012-03-18 | セカンドライフ
思い出せない程、昔からの事。
私の住宅の向かいには、一時避難所と称して二つの公園が有る。小さい方は児童公園と
として、乳幼児の遊び場となっている。

大きい方は毎朝、高齢者さんのゲートボール練習や、女性の輪投げゲームが場所を占めている。
平日の午後には、近所の保育園の子供達が先生とやって来て、喜んで遊びまわったり・・・。
その程度(大きさ)の公園なので、一時(イットキ)避難所と書いて、わざわざカナがふってある。

小さな三角形の児童公園では、毎朝七時になると"カンカンカン"とバケツを叩き猫達を集める。
四方八方から、喜んでぞろぞろと朝食にやって来る。

問題は排泄の事で、幼児、赤ちゃん達の親御さんから、衛生上よくないからと苦情が出たりした。
しかし、猫おばさんは「猫ちゃんがお腹をすかして可哀そうだから…」とがんとして止めなかった。

気持ちは分からないでもないが、赤ちゃん猫はどんどん生まれちゃうし・・・・しかし
彼女は又、それが嬉しくて益々餌やりに頑張ってしまう。

今年は特別春が遅い。
気にして居なかったけど、???そう言えば朝七時の餌やりの合図が聞こえて来ない。
いつからだろうか?
寒くて伏せってでもいるのかしら?御歳78位だと思うけど?

習慣になっていて、365日確実に餌に有りつけていた猫ちゃん達は、こんな時どうするのかしら?
こんな状態になってしまう方が、可哀そうな気がするけどね。

  
                                 

【あいうえお論語】い


古の学者は己の為にし 今の学者は人の為にす。

いにしえのがくしゃはおのれのためにし いまのがくしゃはひとのためにす。

子曰、古之学者為己、 今之学者為人。

昔、一所懸命学んでいた人たちは、自分自身をよりよく磨こうとして努力したものだった。
しかし最近の学ぶ人たちを見ると、周囲から自分を高く評価される事ばかり気にしている




 梅は漸く満開。大分遅れているが、ちゃんと咲いて呉れるのが自然の不思議