セカンドライフ 

歳を重ねるのも悪くはない

オペラ「メデア」観賞

2012-11-12 | セカンドライフ
日比谷日生劇場でオペラ「メデア」を観賞した。日本では初公演の様だ。
(全二部 原語ドイツ語上演 -日本語字幕付ー)両脇の垂れ幕に日本語訳が付くので心配なく観賞出来た。オーケストラボックスが目の前に見え、下野竜也氏の指揮がじっくり見て取れて感激。
舞台にも管楽器が両脇に並び、読売日本交響楽団約100名以上のボリュームのある演奏。

副題 二期会創立60周年記念公演及び読売日本交響楽団創立50周年記念事業 と有った。

   メデア役 飯田みち代さん

           夫イヤソン役 宮本益光さん 

メデア 役の飯田みち代さんは全ての場面で登場して、艶のある素晴らしいソプラノをこれでもかと言う程聴かせてくれた。お見事と言う他ない歌が聴け大満足。美しさは言うまでもなく。
素晴らしいなんて、平凡な言葉では表現できない。

イヤソン役の 宮本 益光さんは世界クルーズの際、船内のイベントで数回歌ってくれたので、とても親近感が有り、船内と違った魅力を味わう事が出来た。

「読響」も難しい演奏ばかり(明らかに難解な演奏)なのに、ごく自然に主役を引き立て演奏している。下野竜也氏の指揮が際立っていた。100人を超える大所帯。
歌のみでなく、演奏まで贅沢なもの、そうねディナーの特上のフルコースを頂いた気分。
自分でチケットを買ってまでは観られないが、今回も又ご招待を頂き、何と幸せな芸術の秋か。

こんな年は、二度とないかもしれないので、大事に大事に楽しむ事にした。
  
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【日本初演! 見どころ満載!】劇場案内より
 
□古代ギリシャの代表的悲劇 エウリピデスの「王女メデア」で有名な気高い女性の悲劇。
■ベートーヴェン時代の劇作家グリルパルツァーによる翻案「メデア」を現代屈指の作曲家ライマンが舞台化!
□2010年ウイーン国立歌劇場での初演が絶賛され、その後再演が相次いでいる超話題作!
■気鋭の指揮者下野竜也が読響を率いて、日本初演作品に果敢に取り組む!
□二期会からは声の素晴らしさと深い音楽性を兼ね備えた超実力派の歌手陣が総出演!
■ニューヨーク出身の飯塚励生が鮮烈に演出!