セカンドライフ 

歳を重ねるのも悪くはない

淋しいお土産

2012-11-26 | セカンドライフ
ディズニーランドへ行ったのね

昨日は夕方帰宅後、預かり金の清算の為、五階の女性とお茶をした。彼女も熱いお茶をゆっくり飲みたかった様で「美味しいわ~」と喜んで下さった。そこでも又計算が終わると「今迄言えなかったけど・・・」ご自分のお話しになった。

彼女は大変頭脳明晰で、私より二歳年長、難しい試験も取得し今だに資格を生かし会社で重宝されている・・・様だ。

お付き合いも、10年を超えているので、何か有る度に、色々お世話になっているのは私の方だけれど、住宅では私の方が古いので、対等に仲良くお付き合いをさせて頂いている。
まさか今迄言えなかったご自分の人生のお話が出て来るとは、驚いたがそれは、昼間皆さんが、苦しさを吐露しているの見て刺激されたのかもしれない。

普通では出来ないご苦労をされて来た内容も、信じがたいものだった。それでも既に人生は後半に入っているので、ご自分の中で消化出来て来たのかもしれない。

その途中で、隣の今回のリーダーだった女性が「今日は、ご苦労さま~」と来て下さり、又他の話題で時間を過ごした。

すると、又またピンポーン、一階の若い可愛いママだった。K君(二歳)と行ったと思われるディズニーランドのお土産を持って来てくれた。ところが彼女の口から出て来たのは「お引越しする事になりまして、お世話になりました、心ばかりです」だった。ガーンと頭をぶたれた気がした。

この住宅で一番幼くて可愛いK君が、お引越しなんて考えてもいなかった。私がアミーズ畑にいると一階のベランダから「アーヴァー」と声をかけてくれていた。男の子なのでお喋りは少し遅いが、全身で何かを伝えてくれようとする姿の愛らしい事。

同じ二丁目内に、彼の実家で大きな御殿を建てたのだそうだ。それは兎も角「息子一家も同居に」となったと言う。彼女の複雑そうな表情が今後の不安を物語っていた。
「スープの冷めない距離」と言うのが理想的と言うけれど・・・・。

「遠くへ引っ越すわけではありませんから・・・私も寂しいです」と、帰って行った。
よそ様の事だからあれこれ言えないが、我が家の下でずっと過ごして欲しかった。

それに、こうして丁寧に挨拶をしてくれた事に、皆感激。今時の若い子は、なかなかきちんと挨拶が出来ないものだ。礼儀を重んじない若者の方が多い。
珍しく私のお気に入りだったのに・・・・淋しくなるわね。私が。