(オラの仕事の友、レッツノート君)
オレの会社は会議好きである。
会議室が数多くあり、VIP対応のプレゼンテーションルームから、
4,5人でミーティングできる部屋までとにかくたくさんある。
部屋を使うためには、部屋を管理している秘書室にネットワークを通して予約する。
会議が始まると、秘書室の磨かれた女性が冷たい飲み物を運んでくれる。
自分が客のような錯覚に陥る。
どの部屋にもLAN環境があり、プロジェクターがある。
何かあるとすぐ海外にアクセスし、テレビ会議や電話会議が始まる。
必要なら同時通訳の係りがすっ飛んでくる。
会議、つまりはコミュニケーションに重点を置いているので、
当然ながら会議の内容はとても辛辣である。
つまりここでアピールできるかできないか、頭のいいことを言えるか否か、
新しい提案を通せるか否かで、その人間が組織の中心になれるどうかが評価される。
ん?
何か特別なことを言ったみたいだけど、当たり前のことだな。
できる人間の最低条件だ。
人の前で発言して納得させて、とりまとめてリーダーシップをとる。
とにかく、話すことから始まる。
ところが伝えたいことは、なかなかうまく伝わらない。
まあ、こんな感じで、オレはいつも会議のたびに分厚い壁にぶち当たる。
素敵な女性にいつも慰めてほしくなるほど凹む。
話すことは本当に難しい。
世の中には話すことが苦手な人がいる。
何を言いたいのか伝わってこない。
理解できないオレが悪いんじゃないかと思うことも多い。
今までは、業務をこなすことが目的だったりしたが、
今となっては、新しい業務を誕生させて浸透させることが多くなってる。
歳を重ねていけば当然やらなくちゃいけないことだ。
とにかくうまいこと立ち回らなくてはいけない。
そんなかんなで、やってたら、今回のプロジェクトのキーマンに、
K’s Bar で偶然会った。昨夜のことだ。
一気に近しい間柄となった。
彼はオレを目立たせてくれる役を担うことになる!そうさせる。
運がよいこともあるものだ。
もっとよいことは、そこらへんに落ちている機会を運に変えてしまう意気込みだな。
つまり、その波はオレが絶対取ってやる!っちゅう精神だ。
というわけで、土曜日も仕事をしてるオイラであった。