1月29日(金)
この日、会社のサーフィン部の発足式。つまり飲み会。
ちゃんと会社の福利厚生の一環で補助金対象の部活だ。
初顔合わせということで集まったのは13人。
問い合わせはすでに多く、意外と大きな所帯になるかもしれない。
みんなホームがあるので一緒に波に乗ることはほとんどあり得ない。
もしかして伊豆とか宮崎にトリップに行くときが一緒に乗る機会かな。
活動はたぶん湘南の護岸活動やビーチクリーン参加がメインになるだろう。
自分たちの遊び場は自分たちで守るのだ。
飲み会では、周りを見渡すと、最年長はどうやらやっぱり確かにオイラである。
波乗りが上手なふざけた年配者、オイラが望む姿であるが、
会社の年上の人、とだけ見られるのだけはよろしくない。
まあ、ウエーブライディング見てもらえば一発納得だろうが、
「ちゃんとショートに乗れてる」の方が説得力があろう。
で、当の本人、ショートには全然乗れてない。
パドリングより、泳いだ方が速い感じがする。
しかもオイラはほとんどカナヅチ。
そのくらいパドリングは大変。
テイクオフでは、腕の動きが見えるようではダメ。まだまだ遅い。
レレレのオジサンのように、
目にもとまらぬ足の振りの速さに対抗できるようなパドルをしなくてはいけない。
ゲッティングですか~?レレレのレ~
とにかく、会社の周りの若者に負けてはいけない!
しばらくそれがオイラの目標になるようである。
翌朝、怒涛の二日酔いの中、海へ向かった。
S君の誘いがなければ行かなかったな。
大潮だったので、サゲイッパイの時刻を狙って行ったが、あいにくモモ~コシ。
ロングがかろうじで横に走れるくらい。
無風で面はいい。
とにかく、ひたすらテイクオフの練習をした。
波を選ばず、ほとんど筋トレ状態。
ほどよい水の冷たさでやっと頭がすっきりした。
オイラはヒタスラ練習のおかげで、&S君のアドバイスのおかげで、ちょいとコツをつかんだ。
波を捕えてスタンドするとき、ロングの方法だったのだ。
ドスンと立つから、テイルが沈んで失速するし、左右にフラフラしてしまう。
ショートでは超素早く、そっと立つのだ。
レールに加重しないように前足に傾く。前に前に。
それを意識したら、テイクオフ寸前、たぶん意識が前に行っているせいなのか、
ちょいとスムースに立てるようになってきた。
困難な仕事や強風ウエーブやメンドクサイ人間関係よりも難しいのがショートサーフィンだ。
モーグルスキーの50倍難しい。
しかしオヤジは挑戦するのであった。
ぶははは! 波よ、かかってらっしゃい! ムネくらいなら!!