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on cloud flash

2017-02-26 23:15:15 | ランニング

クラウドフラッシュ。

リオオリンピックのメダリストシューズ。

ISPO「プロダクト・オブ・ザ・イヤー」という世界で最も権威ある賞を受けたが

まだ一般発売に至っていない。4月から。

 

このシューズ、世界プレミア先行である筋から入手した(笑)

onが持てる技術でコスト度外視で作ったシューズである。

on独特なソールの素材を更に圧縮してゴムに近い反発力を持たせた。

 

クラウド、クラウドフローは低速でもクッショニングが効き、

ランニング初心者がいきなりランニングにはまりそうな、そんな楽しさを提供してくれる。

トップランナーにとっても、フルマラソンの後半の「ダレ」をソールが吸収して、

それを推進力に変えてくれる。

そんな魔法のシューズがクラウド、クラウドフローである。

 

一方、クラウドフラッシュは、ソールが薄く、見た目レーサー用に映る。

低速ではクラウドのフワッ感はない。硬さを感じる。

でも決して嫌な硬さではなく心地よい硬さ。

クラウドフラッシュのスピードボードにはPebaxというナイロン系熱可塑性エラストマーが使用されている。

普通の樹脂やゴムではない。

低温でも柔軟性が低下せず、屈曲時の耐疲労性に優れている。

だからある程度速度を上げていくと、水を得たサカナのようにシューズが反応していく。

ソールのチューブとスピードボードの復元の反発力で前へ前へ押されるのがわかる。

まさにフラッシュ。

 

自分の走力を上げてくれる。

今ある潜在的な力を、電光石火のごとく引き出してくれる。これがon magic。

 

FIT感は、クラウドレーサーよりルーズ。

だから足指、拇指球がカッチリ固定されていないので、走りながら微調整できる。

ストレスが溜まらないのだ。

 

 

さてさて。

Onではランニング用アパレルも出している。

これが全くカラフルではない。

黒や紺ベースでとても大人っぽい。

シューズがカラフルなので、シューズが更に際立つ。

シューズのカラフルさに相反するウエアは地味なだけに逆に目立つ。

要は上から下までonにするとなんとも言えないコーディネイトになる。

湘南地方の海沿いは真冬でも比較的温かいので、冬でも短パン、Tシャツで走れる。

Onではウエザージャケットとランニングパンツが定番なのだが、

パフォーマンスTシャツとハイブリッドショーツを購入して、早速走ってみた。

 

(これはレディース)

とにかくディテールにこだわっている。

アメリカ製では無理。ここまで作れない。

日本でも無理。東南アジアの工場では量産できないかも。

さすがスイス製。

完全なシームレスで何も着ていないかのような錯覚に陥る。

縫製との違いが確実にわかる。

これ、長距離だと腕のフリや肩甲骨の動きに微妙に影響してくる。

 

また背面がメッシュのためまとわりつく感じがない。

フロントパネルは速乾性で破れづらい。

 

一方、ハイブリッドショーツはアウターとインナーの二枚構造。

それぞれ独立させても使える。

アウターの生地が素晴らしい。

サラサラしている。

 

今まで履いていたのはゴワゴワ感がある。

 

そのときわかった。

サブ3ランナーが腰骨まで見えそうな短パンを履くのはゴワゴワ感を無くすためなんだと。

ハイブリッドショーツで解決だ。

 

 

とてもザックリだけどシューズ2万、Tシャツ1万、ショーツ1万。

それだけで4万。

高いか安いかはその人次第。

スポーツに快適性を求めることは間違っていない。

初心者でもエキスパートでもスパルタンでも快適だと継続できる。

それと毎日使用できる。

仮に365日、毎日走ったとして、上下シューズセットで1回110円。

 

スポーツの種類によって、初心者を広げないとコストダウンできない。

ランニングはその点無限の可能性を持ったビジネス業界でもある。

シューズ、アパレル、インストラクション、大会、ランステーション。

ロード、トレイル、ウルトラ、激坂、海沿い、シティー、インドア、フィールドは無限。

 

初心者拡大を図らず、選ばれし者のスポーツになると、衰退の一途を辿ってしまう。

どうやったら快適に、どうしたら楽しく、その結果が競技に移行していくだけの話で、

それを見据えたメーカーはそれに同意するファンに支えられる。


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