土。それは無生物と生物の集合体。
世の中には いろいろな大きさ、いろいろな色、そしていろいろな匂い
の土といった、さまざまな状態のたくさんの種類の土が存在します。
このさまざまな土を利用する農業において、作物の生育をよりよくする
ことを考える場合には
土 = 気体 + 液体 + 固体
というふうに土を気体・液体・固体の3つの状態にふり分けてその割合
などについて考えていくことが一般的なアプローチの方法です。
しかし、そこでです。
そのようなここまでの分類で考えていく土壌分析を、もう一歩進めてい
くとどうなるでしょう。そうすると土の構成物である気体や液体や固体
についての、次のような三相それぞれの構成要素がでてくることになり
ます。その構成要素はたとえば
気体部分 ・・ 窒素・酸素・二酸化炭素・その他
液体部分 ・・ 水・無機イオン・水溶性有機物
固体部分 ・・ 岩石由来のもの + 生物由来のもの
というようなものになります。
さらにこのなかの、とくに固体部分の構成要素をくわしく分類していく
と、固体はつぎのような構成物質からできていることが判明してきます。
鉱物 ・・・ れき・砂・シルト・粘土
有機物 ・・・ 堆積有機物・腐植酸・フルボ酸
植物 ・・・ 植物の茎葉や根の一部など
動物 ・・・ 動物の体の一部など
原生動物 ・・ 単細胞の動物・アメーバ類・繊毛虫類
微生物 ・・・ 藻類・菌類・放線菌・細菌・ウイルス
といった具合です。
そして、こういった構成物の数々をみれば当然のことながら
「ぁあ土というのは、無生物と生物の集合体なのだなぁ」
「生物の割合が思った以上におおいものなのだなぁ」
と、鉱物以外はほとんどが動物や植物などの生物由来のものだという事実
を思い知らされるのです。
そしてこのような土の組成をおもうたびに、わたくしなどは[飛躍しすぎ
ているとおっしゃるかもしれませんが]どうしても思えならないのです。
「これだけ生物由来の物質でなりたっているというのだから、土は
なにがしかの意志みたいなものをもっていても当然かな」
と。
ということで、今回は 「土は記憶する」と「土は知っている」の回
の関連として、土がなにからできているのか についてのおはなしを
させていただきました。
◎ なんだかわからないけれど妙な気配がする・・などといっ
た感触や、なにをつくっても作物がうまくできないなどといっ
た忌地[いやち]現象なんていうものは、そこの土のなかの生物
の部分がひきおこしている現象であるのかもしれませんね。
「夢で終らせない農業起業」「 本当は危ない有機野菜 」
世の中には いろいろな大きさ、いろいろな色、そしていろいろな匂い
の土といった、さまざまな状態のたくさんの種類の土が存在します。
このさまざまな土を利用する農業において、作物の生育をよりよくする
ことを考える場合には
土 = 気体 + 液体 + 固体
というふうに土を気体・液体・固体の3つの状態にふり分けてその割合
などについて考えていくことが一般的なアプローチの方法です。
しかし、そこでです。
そのようなここまでの分類で考えていく土壌分析を、もう一歩進めてい
くとどうなるでしょう。そうすると土の構成物である気体や液体や固体
についての、次のような三相それぞれの構成要素がでてくることになり
ます。その構成要素はたとえば
気体部分 ・・ 窒素・酸素・二酸化炭素・その他
液体部分 ・・ 水・無機イオン・水溶性有機物
固体部分 ・・ 岩石由来のもの + 生物由来のもの
というようなものになります。
さらにこのなかの、とくに固体部分の構成要素をくわしく分類していく
と、固体はつぎのような構成物質からできていることが判明してきます。
鉱物 ・・・ れき・砂・シルト・粘土
有機物 ・・・ 堆積有機物・腐植酸・フルボ酸
植物 ・・・ 植物の茎葉や根の一部など
動物 ・・・ 動物の体の一部など
原生動物 ・・ 単細胞の動物・アメーバ類・繊毛虫類
微生物 ・・・ 藻類・菌類・放線菌・細菌・ウイルス
といった具合です。
そして、こういった構成物の数々をみれば当然のことながら
「ぁあ土というのは、無生物と生物の集合体なのだなぁ」
「生物の割合が思った以上におおいものなのだなぁ」
と、鉱物以外はほとんどが動物や植物などの生物由来のものだという事実
を思い知らされるのです。
そしてこのような土の組成をおもうたびに、わたくしなどは[飛躍しすぎ
ているとおっしゃるかもしれませんが]どうしても思えならないのです。
「これだけ生物由来の物質でなりたっているというのだから、土は
なにがしかの意志みたいなものをもっていても当然かな」
と。
ということで、今回は 「土は記憶する」と「土は知っている」の回
の関連として、土がなにからできているのか についてのおはなしを
させていただきました。
◎ なんだかわからないけれど妙な気配がする・・などといっ
た感触や、なにをつくっても作物がうまくできないなどといっ
た忌地[いやち]現象なんていうものは、そこの土のなかの生物
の部分がひきおこしている現象であるのかもしれませんね。
「夢で終らせない農業起業」「 本当は危ない有機野菜 」