グリーンブレーカーズ by 高木肥料店

農業の現場の おはなしなどなど。

強剪定されることで楽しませてくれる植物。

2015-06-26 21:46:34 | Weblog
強剪定されることで楽しませてくれる植物。


伸びた枝をバッサリと大きく切ること” を、「強剪定/きょうせんてい」
といいますが、そこまでやるのかと思えるほどに強剪定される植物があり
ます。

・・・いかがでしょうか、その 強剪定ぶり。。

まるで東宝怪獣のアンギラスや ガラパゴス諸島にいる海イグアナ、はた
また伝説のドラゴンみたいに見えるほどに強剪定された み姿や如何。


 お花のなかで。.jpg
のの ふぃぎあ?.jpg

と、こんなふうに、冬の間はある意味ゴツゴツとした岩のように硬い造形
とされたこの植物ですが、春になると一転して四方に枝を伸ばし始め5月
の連休明けから梅雨入りの時分になると








 サンゴシトウ 3

のの サンゴシトウ 2

高くそびえたつヤシの株下で、青空はもちろん梅雨のどんよりした曇り空
にも良く映える、鮮やかな赤い刀のような花を咲かせてくれるのです。

この植物の名前は、サンゴシトウ

宝石の「珊瑚」のような色、[たいして目立たないのですが、]枝や茎に
トゲがあるとのことで「刺」、マメ科の植物なので「豆」というのが、こ
の名の由来とされていますよ。

ちなみに 花言葉は 夢・童心・優しい気持ち というのだそうですが、
個人的には “復活” も加えてほしいなと、心底思えてしまいます。

ということで今回は、花の季節はもちろん、脅威的に剪定される冬の間に
も[その姿に]想像力を働かせて楽しませてくれる植物のご紹介でした。


◎ 熊楠が好きだったというオウチことセンダンの花からはじまって
  ブラシの木や ネムノキ、そして今回のサンゴシトウやジャカラ
  ンダ
の開花していく、5月から梅雨明けまでの時期の花めぐり
  いうのも[南九州における]なかなかにおつな贅沢 なのです。


51P4M6yKWYL__SL500_SS75_.jpg夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染







これでもかというほどに枝を切られに切られちゃう植物。

2015-06-26 01:32:18 | Weblog
これでもかというほどに枝を切られに切られちゃう植物。


次回分の資料として一昨年3月分再掲載です。

 ↓

『これでもかというほどに枝を切られに切られちゃう植物。』

鹿児島県と宮崎県の海岸部を結ぶ国道220号線の、植え込みのヤシ
の根元に植えられいて、枝を“切られに切られていた植物”のはなし 
の つづきです。

毎年・毎年の、たび重なる強剪定で、まるで岩のオブジェと化したか
のようなこの植物にも、春の気配がかんじられはじめました。


 春の気配.jpg


硬い樹皮の表面の、そこかしこから緑色の芽吹きがはじまっています。


 芽吹き.jpg


やがて、


 じつは米ディゴ.jpg


春の訪れとともに、この枝は 次第に伸びていき


 枝が伸びて.jpg


梅雨の時分からは 朱色に近い赤い花 をつける

  爽やかな花.jpg


このような街路樹となって、夏には国道を、みごとなお花の街道へと変
身させます。


 のののデイゴ街道.jpg


というわけで、今回は、マメ科の落葉樹である サンゴシトウの冬の
姿のご紹介でした。


◎  宮崎空港から運動公園を結ぶ・長さ数キロにわたって植えられた
  サンゴシトウ沿いの、 夏の夕刻時のサイクリングはお薦めなの
  です。上の写真の、ずっーと続くヤシの樹を、自転車に乗った気分で
  目で追われてみてくださいね。

51P4M6yKWYL__SL500_SS75_.jpg夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染