1月下旬の寒波の影響が拡大中・・・。
なんといっても凍害の被害はじわじわ。寒波後の急激な温度上昇と、
それに伴う作物の腐食が被害を広げていきます。作型でいえば露地。
作物でいえば豆類に葉もの野菜、そしてビワやタンカン・デコポン
なとどの果樹の果実の被害がじょじょに、しかし確実にその影響を
ひろげてくるのです
とご報告したのは2月2日[記事はこちら]。そして本日2月06日
には、その後の被害調査がおこなわれていた[国内のビワの生産日本
一を誇る]長崎市茂木地区の露地ビワ畑の被害現地調査の結果が新聞
報道されました。
そう、樹の本体は枯れなかったとしてもビワの果実は低温に弱い。
たとえば花の季節がおわり、その後結実して幼果が生育する段階中に
氷点下3~4度以下の低温にあうと、
● 種子が凍死して褐色に変色する
● 果実の肥大が進まない
● 果実の表面が褐色に変化していく
● 果実の軸が傷む
といった影響を受けることがわかっています。もちろん大きくならな
かったものは出荷できませんし、たとえ運良く出荷されたとしても品
質を落としてしまったものでは価値が大きく下がってしまう。
被害状況を確認する写真を伝える記事 →
その長崎県の今回の露地ビワの被害ですが、455ヘクタールの栽培
面積のうちの92%が被害を受け・被害額は8億3000万円超と発
表されました。けっきょくのところ露地ビワの出荷はほぼ全滅状態と
いうきびしい状況であるようです。
なんとも不運なはなしです。
もし12月と1月が暖かくなければ・そしてその温かさの影響でビワ
の果実の生育が早まっていなかったとすれば[例年どうりの平均的な
冬であったものとするならば]被害はきっとこれほどには大きくなら
なかったはずでもあるからです。
そしてこれは農作物という生き物を育てる農業という産業のむずかし
さを象徴した話でもありますよね。
たとえば、寒さの被害がすぐにはわからないこと。すぐにはわからな
いけれど、わかるまではたとえ人手をかけてでも回復作業を続けねば
ならないこと。また回復しないものなら[本年の収入が見込めないと
いう状況のなかで]来年のために枯死した部分の剪定作業などをおこ
なう必要があることなどなど。
もちろん春はまだ先。もういちど寒波が再来することもあるかもしれ
ませんし、さらに寒波がこれからさらに2度あるいは3度あるかもし
れない。それでも生き物を扱っているかぎりは経営をつづけていかね
ばならない。
ただもちろん望みはあります。
そんな経営の危機のなかにあって、救いはハウス栽培されているハウ
スピワの生育が順調だということ。寒波の影響でビワの出荷量が減少
するなかでビワの高値が予想されているだけに、ハウス施設内でハウ
スビワを育てている農家にとっては、この状況は千載一遇の大チャン
スとなりうる可能性がある。
これもまた農業なのです。
ということで今回は、暖冬のなかでの大寒波のもたらした影響の大き
さと、同じ作物を栽培するにあたっていろいろな作型の栽培方法をも
つことは農業経営上有利なリスク分散になりえるというお話しでした。
◎ ちなみに昨年。2015年の長崎の露地ビワの出荷量は
平面の6割しかなかったという事実もあります。この不
作の原因は日照不足。ということで2年つづきの不足と
なれば、ほんとにたいへんな状況ではありますよね。
「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染」
なんといっても凍害の被害はじわじわ。寒波後の急激な温度上昇と、
それに伴う作物の腐食が被害を広げていきます。作型でいえば露地。
作物でいえば豆類に葉もの野菜、そしてビワやタンカン・デコポン
なとどの果樹の果実の被害がじょじょに、しかし確実にその影響を
ひろげてくるのです
とご報告したのは2月2日[記事はこちら]。そして本日2月06日
には、その後の被害調査がおこなわれていた[国内のビワの生産日本
一を誇る]長崎市茂木地区の露地ビワ畑の被害現地調査の結果が新聞
報道されました。
そう、樹の本体は枯れなかったとしてもビワの果実は低温に弱い。
たとえば花の季節がおわり、その後結実して幼果が生育する段階中に
氷点下3~4度以下の低温にあうと、
● 種子が凍死して褐色に変色する
● 果実の肥大が進まない
● 果実の表面が褐色に変化していく
● 果実の軸が傷む
といった影響を受けることがわかっています。もちろん大きくならな
かったものは出荷できませんし、たとえ運良く出荷されたとしても品
質を落としてしまったものでは価値が大きく下がってしまう。
被害状況を確認する写真を伝える記事 →

その長崎県の今回の露地ビワの被害ですが、455ヘクタールの栽培
面積のうちの92%が被害を受け・被害額は8億3000万円超と発
表されました。けっきょくのところ露地ビワの出荷はほぼ全滅状態と
いうきびしい状況であるようです。
なんとも不運なはなしです。
もし12月と1月が暖かくなければ・そしてその温かさの影響でビワ
の果実の生育が早まっていなかったとすれば[例年どうりの平均的な
冬であったものとするならば]被害はきっとこれほどには大きくなら
なかったはずでもあるからです。
そしてこれは農作物という生き物を育てる農業という産業のむずかし
さを象徴した話でもありますよね。
たとえば、寒さの被害がすぐにはわからないこと。すぐにはわからな
いけれど、わかるまではたとえ人手をかけてでも回復作業を続けねば
ならないこと。また回復しないものなら[本年の収入が見込めないと
いう状況のなかで]来年のために枯死した部分の剪定作業などをおこ
なう必要があることなどなど。
もちろん春はまだ先。もういちど寒波が再来することもあるかもしれ
ませんし、さらに寒波がこれからさらに2度あるいは3度あるかもし
れない。それでも生き物を扱っているかぎりは経営をつづけていかね
ばならない。
ただもちろん望みはあります。
そんな経営の危機のなかにあって、救いはハウス栽培されているハウ
スピワの生育が順調だということ。寒波の影響でビワの出荷量が減少
するなかでビワの高値が予想されているだけに、ハウス施設内でハウ
スビワを育てている農家にとっては、この状況は千載一遇の大チャン
スとなりうる可能性がある。
これもまた農業なのです。
ということで今回は、暖冬のなかでの大寒波のもたらした影響の大き
さと、同じ作物を栽培するにあたっていろいろな作型の栽培方法をも
つことは農業経営上有利なリスク分散になりえるというお話しでした。
◎ ちなみに昨年。2015年の長崎の露地ビワの出荷量は
平面の6割しかなかったという事実もあります。この不
作の原因は日照不足。ということで2年つづきの不足と
なれば、ほんとにたいへんな状況ではありますよね。
