グリーンブレーカーズ by 高木肥料店

農業の現場の おはなしなどなど。

枝にぶらさがった仏具/お鈴の正体は。

2019-06-13 10:45:06 | Weblog
枝にぶらさがった仏具/お鈴の正体は。

コガタスズメバチの営巣関連として2016年4月分です。
庭木の茂みや家屋のひさしなど人に近い環境に多く見受
けられ、ガーデニングや剪定作業の最中に刺されること
も多いということで、よろしかったらご参考に。。

 ↓

『枝にぶらさがった仏具/お鈴の正体は。』

本日はひさしぶりの晴天となった宮崎県地方。忘れかけていた太陽光を
頭上に受けながら、ここのところの雨でぐんと伸びたマンサクの枝葉を

 連休には剪定しなきゃな

などど思いをはせながら、眺めるとはなく眺めていたそのとき。マンサ
クの弾力のある高い枝ズのなかに、仏壇に供えてある仏具のお鈴 のよ
うな物体があるのに気づいた。

すこし小ぶりではあるが、そして端/はしが少しいびつではあるのだが

のの はちのす5 はちのす4
ののの はちのす1

この見た目の丸い形やなにより質感が、わが家の実家にあるお鈴にそっ
くりなのだ。

そこでたまたま手にしていた道具箱から金属製のドライバーを取り出し
これもまたたまたま庭に出してあった踏み台を設置して、このお鈴然と
した物体を鳴らしてみようと背伸びし、手をのばそうとしたとき。

のの はちのす7 はちのす6 

 ブブブブーン

という 背後からいきなり聞こえた羽音とともに現れた黄色っぽいハチ
が、くだんのお鈴に着陸[とまっ]て、そしてお鈴のなかにはいってい
った。

のの はちのす とく1 はちのす とく2
のののの はちのす9

逆光の状態だったのでよくみえなかったのだが、同じく道具箱のなかの
ライトを取り出して、よくよく内部を照らしてみれば、なかにはたしか
に巣があった。

どうやらこのハチは越冬から目覚めた段階の コガタスズメバチ。

まずはひとりぼっちで、4月の後半の これくらいの時期から巣をつく
りあげ、その巣のなかで その後の働き手となるハチ の子育てをする
らしい。

・・・枝葉の周囲や巣のうえに、このハチの姿だけしか見あたらなかっ
たということで

 この蜂はおもしろ形の巣を作るトックリバチの仲間にちがいない

などと かってにかんがえ、そして安心して巣にちかづき写真をとって
いたのですが、 とりあえず刺されなくてよかったなと いまになって 
このコガタスズメバチ[未来の女王バチですね]に感謝。

ということで今回は、伸びたマンサクの枝のなかに鎮座していた仏具の
お鈴の鉢ににていた物体は、 鉢ははちでも蜂のつくったお鉢であった
というおはなしでした。


晴れ あたりまえのことですが・・・スズメバチの巣は最初から大きい
  わけではなく、そこには“千里の道も一歩から”“苦あれば楽あり
  みたいなそんな情景がハチの世界にもあるのだなと実感。。
  ちなみにドロバチは こちらそしてこんなハチ も。

51P4M6yKWYL__SL500_SS75_.jpg夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染