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どこまで拡大。韓国の鳥インフルエンザ。

2017-02-01 13:49:17 | Weblog
どこまで拡大。韓国の鳥インフルエンザ。


2016年12月16日には 処分されたか処分予定のニワトリやアヒルが
過去最悪の被害となる1600万羽に達したといわれる韓国の鳥インフ
ルエンザ。

      

しかし。

その時点での対応レベルを最高の「深刻」に引き上げたという政府の
発表にもかかわらず、その後も終息する気配もなく被害は拡大しつづ
け、年があけた1月19日には ニワトリやアヒルなどの家禽の殺処分
数は3211万羽になったと発表されました。


      

・・・なかなか理解できないこの3211万羽という数字ですが、その
うちの2305万羽を占めている採卵用のニワトリに関する話でいえば

 ● 韓国にいる採卵用のニワトリの 33パーセントにあたる数
 ● ヒナの半分以上が 殺処分された

ということになるのだそうで “ニワトリの数が1/3になっちゃった
のだから、そりゃ卵も不足するはずだよな”と認識せずにはおられま
せん。

そして 1月30日。

いま現在の鳥インフルエンザの被害羽数は3280万羽と発表されま
した。→ 数もだけれど発生場所が韓国全土に広がっている様子が
わかるサイトは こちら

この最悪の事態を、韓国政府は なんとか食い止めることができる
のか。あるいは インフルエンザウイルスの活動が弱まる春になる
まで拡大させ続けていくのか・・・韓国から目と鼻の先といっても
よい九州、いや日本に住む者としては[鳥イフル発生時の卵や鶏肉
の不足問題だけではなく
新型インフルエンザへの変異が気にかか
るところであります。 

 参考記事
 → あたたかくなっても発生させていた韓国 は こちら
 → 4800万羽を処分した米国での鳥フル は こちら
 → 政治と家畜伝染病 は こちら


◎ ちなみに世界を鳥瞰してみれば、いまや中国をはじめと
  するアジアだけにはとどまらず欧州でも高病原性鳥イン
  フルエンザは発生しており、家禽は2017年にはいってか
  らだけでも1月18日現在で
  ● フランスでは 1月になってからだけでも32件
  ● ほかにも ドイツなど 8ケ国で 59件が発生
  といった、今年は まさに “欧州でも蔓延” といった  
  ある意味怖い状態に、すでにはいっているようですよ。

51P4M6yKWYL__SL500_SS75_.jpg夢で終らせない農業起業」「本当は危ない有機野菜