グリーンブレーカーズ by 高木肥料店

農業の現場の おはなしなどなど。

“ど根性アガヴェ”に会いにいってみたら。

2023-11-16 14:26:25 | Weblog
“ど根性アガヴェ”に会いにいってみたら。

どこまでも澄み切った秋の青空をみているときに、ふっと思い立っ
て、3年ぶり・・・いやもっとか、5年ぶりくらいに 高所の崖から
無茶すぎる生えかた[​こちら​]をしている、あの日南海岸ど根性アガ
ヴェ”に会いに行こうと思い立ち、南に向かって2時間ほど車をはし
らせたのはよいのですが・・・

あの見上げる崖に到達する以前に、あの場所に至るはずの海岸線を
走る道路自体が交通止めとなっていました。

いまはいって見ることができない光景がこちら。

      この崖のこの部分にアガヴェ
     景観.jpg

以前に撮ったこの写真でみる風景のなかにある、岬のほうからこ
ちらのほうに走ってくる道路全体が。車もそして人さえも通行止
めとなっているのです。

その原因は一昨年と昨年に南九州に襲来した大型巨大台風の影響
です。地元の方にお話しをうかがったところ・・・なんでも台風
による暴風のために左側の山手のほうの崖が崩壊し、崩壊に伴う
崖崩れで出た土砂が道路を飲み込んでいる状態、だから復旧工事
中なので道路が通行止めなのだ、とのおはなしでした。

となれば。

現場を見れたわけではないのでわからないのですが、崖の上部に
居たあのアガヴェは大量の土砂とともに崖下に崩れ落ちてしまっ
た・・とみるべきなのでしょう、きっと。後悔先に立たずとはい
いますが、もっともっ見ておきときたかったと、そのときは思う
ばかりでした。

そんなときです。

どこまでも続く青い空とエメラルドグリーンの穏やかな海という
明るすぎる風景とはうらはらに、悲しい気持ちで通行止めの扉の
手前に停めた車のほうに歩いていたその時。

歩道なのに靴にひっかかるものってなに⁇

   

とおもって歩道の地面に視線を落とせば

     

ああああアガヴェだあぁぁぁぁぁ

   

なんと歩道のガードレールの外側に植えられていたアガヴェの
新芽だったのです。


     

交通止めとなって、人の行き来がなくなったとたんに、歩道の
隙間どころか、アスファルトを突破ってのびているアガヴェ
もちろんくだんの崖のうえの個体とは別物ではあるのですが、
アガヴエという植物の、その生命力には驚嘆です。

ど根性いただきました。

復旧工事中だという道路が開通したあかつきには、 もちろん
崖上にあったアガヴェの確認にいくつもりなのですが、なんか
大丈夫そうな気もしてしまいましたよ。いじょう、“ど根性ア
ガヴェ”の回の 現場からのレポートでした。


晴れ このアガヴェでテキーラを造ったら・・・。
  そのテキーラもスーパーなものになりそうな気がします。
  そんなカラスのマークのテキーラの話は こちら

 51P4M6yKWYL__SL500_SS75_.jpg夢で終らせない農業起業」「本当は危ない有機野菜


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