グリーンブレーカーズ by 高木肥料店

農業の現場の おはなしなどなど。

ペットだといえなくもない小さなアシタカ。

2020-10-27 22:32:08 | Weblog
ペットだといえなくもない小さなアシタカ。

昨日分[こちら]にひきつづき次回関連で再掲載です。

 ↓

座敷の神棚のお花のしたを定位置とし居住いを正して静かに“いる
小さなアシタカ。

おそらくは、数日に一回の割合で定期的に取り替えるサカキについて
いる虫をたべてくれているのだろう。またときどきは部屋に出没する
ゴキブり、窓から侵入するドクガなどの害虫を食してくれているのだ
と思う〔ひょっとしてナンキンムシなどもだったり〕。


のの 神棚.jpg


こういった部屋のいわゆる“警備”業務だけでも感謝に値するのだが、
それにもまして、いつも控えに構えているその姿には好感をおぼえず
にはおられない。

そんな小さなアシタカの様子がちがったのは、今日。神さまのお花の
お水をとりかえていたとき。


どうにも姿勢が落ち着かない。 子どものアシタカ.jpg


おもいあたるといえば、本日の急な寒さ。ここ2・3日の季節はずれ
の夏日のあとの急激な寒さで、なんだか弱っているようなのだ。

そこで庭に出る扉を開けた。そう、いまやペットといえなくもない小
さなアシタカのエサを探しにいくつもりで。

するとそのとき。
一匹のアオバハゴロモが、いずこから飛びきて
着ているトレーナーに止まった。

不思議なこともあるものだと、そのまま神棚の前まで引き返し正座し
ハゴロモを触るつもりで、トレーナーの左腕についたハゴロモに指を
伸ばしたその瞬間・・・


 瞬殺.jpg

飛び立ったハゴロモは畳のうえに舞い降り、すぐさま小さなアシタカ
のエサとなった。それはまるで、祀られているお方が〔毎日お花を警
備してくれるアシタカのために〕餌をお与えになったかのような、そ
んなできごとにみえた。

それにしもアシタカグモ。
ツルツルすべすべした身体をしているハゴロモを、なんなく捕らえた。

それは、おなじくハゴロモを食する爬虫類のカナヘビなどよりもよほ
ど上手で〔瞬殺でした〕、その器用な食事ぶりには改めて驚かされま
した。

ということで今回は、この秋にペットだといえなくもないほどに親し
くなった小さなアシタカクモのご紹介でした。


晴れ   せっかく仲良しになったのだから、なんとかこの冬を乗り切って
  ほしい。しかしそうなったら、この個体も来年には 大人の手
  の平ほどの標準サイズに
なるのかしらん。

51P4M6yKWYL__SL500_SS75_.jpg 「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染