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農業の現場の おはなしなどなど。

TPP。今後の法案処理は前途多難に?

2016-11-06 15:48:32 | Weblog
TPP。今後の法案処理は前途多難に?

衆院TPP特別委員会は4日[TPP条約が単なる農業問題であると多く
の国民に認識させるようなかたちで
]承認案・関連法案を与党と日本維新
の会の賛成多数で可決しました。
さて、そしてこれからです。このまま与党と日本維新の会の思惑どおりに
ことがはこんでいきTPP条約が発効していくとすれば・・・いろいろと
問題点がうかびあがってくるものと思われます[秘密協定で5000ペー
ジもあって日本語は正式ではなく・付帯文書が山とついているというので
すからFTAどころのはなしではとてもすまないのですから
]。そんなな
かの代表的なものが2011年ころから問題視されていた「制度変更で混
乱もおこってくるのでは」という問題です。 そのときになって困っても 
これは自業自得なのですが、ひょっとするといま条約の締結に熱心な経済
同友会や経団連関係のみなさまが頭を抱える可能性もなきにしもあらず・・
ですよね、きっと。
ということで、今回は2011年当時の当ブログの再掲載 になります。
TPPでおこることは推して知るべし・・・ということで よろしかった
ら、ご参考に。

 ↓

『韓国FTAだって、こんなに法律が変わるのですね』

2010年の12月には、韓国の中小企業の68%が、望んだという
「韓米FTAの早期批准」 。 こちら 。
その念願が叶って、米国で韓米FTA実施法案が可決され、韓国国内
の政界や中小企業も、ほっとしているのかとおもいきや・・・

実際には、韓米FTAを実施するための韓国の関連法案処理が前途多難
な状態にある
のだといいます。報道されている状況のは つぎのとおり。

韓米FTA発効に伴い改正しなければならない関連法は25件ある。この
 うち、公認会計士法、税務士法など9件はすでに改正を終え、14件は
 国会で協議が続いている。2件は発効後3年内に改正する。2009年9月
 に上程された乗用車個別消費税の排気量別に異なる税率を一致、単一
 化させる個別消費税法改正案をはじめ、地方税法、FTA関税特例法、
 郵便法、郵便局預金保険法、独占規制・公正取引法、デザイン保護法
 などの手続きが残っている。これらの付随法案が国会を通過したとし
 ても施行令、施行規則など下位法令をFTA協定文と一致するよう修正
 しなければならない。


ということですが、これっていわゆる『国のかたちが変わりそうな事態
そのものではないですか。 報道のひとつは、 こちら 。

またそんな事態を受けて、韓国最大野党である民主党の孫鶴圭(ソン・ハ
クキュ)代表は、米国議会で実施法案が可決されたはずの韓米FTAにつ
いて、あらためて交渉のやり直しを求める意向までしめしているというで
は ありませんか。  こちら 。

韓国FTAオバケですら、こんなにも怖いとしたらですよ、日本が加盟す
るか検討しているというTPPオバケの強さって、どんなに強いのでしょう

オバケをこわがるんじゃない!』と、前原さんはおっしゃいますが、
この〔韓国の〕状況を目の当たりにしちゃうと怖いモンはやっぱり怖い
ですよ。

・・・TPPオバケの正体を見極める為にも、今後の韓国発のニュースには、
要要・要注意
ですね。そしていっぽう「民主論議、なぜ米国の顔色をうかがう
とした、琉球新報は、 こちら 。


◎ 韓国FTAでは、むしろ農業以外の分野の法律改正が多い気がする
  のは、私がオバケに化かされているから???

51P4M6yKWYL__SL500_SS75_.jpg 「夢で終らせない農業起業」「 本当は危ない有機野菜