山中を「ホイホイ」と鳴いてまわる もののけ もいて。H
宮崎県にいるといわれる多種多様なカッパ[こちら]のはなしのつづき
です。そんなカッパの
春に山から下り田の神となり稲作の準備から田植えを見守り
稲の収獲が終ると秋から冬の間は山の神となり豊穣を恵む
というような、ある意味 田の神というか山の神というか〔あえてい
うならば神道が始まる以前の〕自然神といった趣の存在のカッパと似
ている存在として 宮崎県の中央部でしられている もののけがいま
す。 名前は カリコボウズ。
しかし、このカリコボウズ。河童に似た生活行動をとるとはいったも
ののカッパのような明快な姿というものはない・・というのがカッパ
との違い。
なんともややこしい、そんなカリコボウズについて伝承ですが・・・
地元で山仕事をするときには、このカリコボウズに 塩や米・焼酎を
供えて山仕事の成就を祈るのが慣習とされています。うっかりとして、
これを怠ると怒ったカリコボウズが、人を驚かせたり、家をガタガタ
と揺すったりするとされています。
また、あるときは山中で「ホイホイ」と鳴いてまわったりしたかとお
もえば、あるときは山中でいきなり聞こえる人の話し声をたてたり、
また、山での大きな物音〔たとえば大木が倒れるような音〕をたてる
ことなども しられています。
そしてここからで大切なのですが、山仕事をしていない地元の方でも、
このブログを読まれているあなたであっても、このカリコボウズに気
をつけねばならない時期があるのです。
それはお彼岸。そう、カリコボウズが春の彼岸になると川へ、秋の彼
岸になると山へ移動するとされる、その時期です。
この移動中に、カリコボウズを見にいった者は病気になってしまった
り、さらにはこれを遮る者は死んでしまったりしたものもあるという
言い伝えもあるのですから穏かではありません。また、そのお彼岸の、
カリコボウズの移動の通り道に、うっかり家を建ててしまった場合な
どには、建てた家に穴を開けられてしまうとまでいわれています。
ということなので、ますます「カリコボウズ」の姿がわからなくなる
・・というわけなのですね。
ということでカリコボウズ。
その正体は、精霊であるとか、新種の動物やその動物から生まれた幻
想・あるいは妖怪または古代の忘れ去られた神などといった諸説があ
るのですが、
● お彼岸に川と山を移動すること。
● 古来よりの山仕事にまつわる祭事にかかわっていること。
● 山の自然を破壊するものに、いたずらを仕掛けること。
と いう生活行動様式をおこなう ということはわかっているものの、
カッパとちがって 残念ながら その姿は特定されていない・・・と
いうお話でした。
カリコボウズのいるといわれている宮崎県の中央の山間部。
かの地では他県でいわれるところの 天狗倒しとか、山の神
信仰であるとか、カッパとか 動物の生態とかの不思議な事
象をすべてを アバウトにカリコボウズの仕業にしている感
もおおいにある・・とも おもわれます。
「夢で終らせない農業起業」「 本当は危ない有機野菜」
のの
宮崎県にいるといわれる多種多様なカッパ[こちら]のはなしのつづき
です。そんなカッパの
春に山から下り田の神となり稲作の準備から田植えを見守り
稲の収獲が終ると秋から冬の間は山の神となり豊穣を恵む
というような、ある意味 田の神というか山の神というか〔あえてい
うならば神道が始まる以前の〕自然神といった趣の存在のカッパと似
ている存在として 宮崎県の中央部でしられている もののけがいま
す。 名前は カリコボウズ。
しかし、このカリコボウズ。河童に似た生活行動をとるとはいったも
ののカッパのような明快な姿というものはない・・というのがカッパ
との違い。
なんともややこしい、そんなカリコボウズについて伝承ですが・・・
地元で山仕事をするときには、このカリコボウズに 塩や米・焼酎を
供えて山仕事の成就を祈るのが慣習とされています。うっかりとして、
これを怠ると怒ったカリコボウズが、人を驚かせたり、家をガタガタ
と揺すったりするとされています。
また、あるときは山中で「ホイホイ」と鳴いてまわったりしたかとお
もえば、あるときは山中でいきなり聞こえる人の話し声をたてたり、
また、山での大きな物音〔たとえば大木が倒れるような音〕をたてる
ことなども しられています。
そしてここからで大切なのですが、山仕事をしていない地元の方でも、
このブログを読まれているあなたであっても、このカリコボウズに気
をつけねばならない時期があるのです。
それはお彼岸。そう、カリコボウズが春の彼岸になると川へ、秋の彼
岸になると山へ移動するとされる、その時期です。
この移動中に、カリコボウズを見にいった者は病気になってしまった
り、さらにはこれを遮る者は死んでしまったりしたものもあるという
言い伝えもあるのですから穏かではありません。また、そのお彼岸の、
カリコボウズの移動の通り道に、うっかり家を建ててしまった場合な
どには、建てた家に穴を開けられてしまうとまでいわれています。
ということなので、ますます「カリコボウズ」の姿がわからなくなる
・・というわけなのですね。
ということでカリコボウズ。
その正体は、精霊であるとか、新種の動物やその動物から生まれた幻
想・あるいは妖怪または古代の忘れ去られた神などといった諸説があ
るのですが、
● お彼岸に川と山を移動すること。
● 古来よりの山仕事にまつわる祭事にかかわっていること。
● 山の自然を破壊するものに、いたずらを仕掛けること。
と いう生活行動様式をおこなう ということはわかっているものの、
カッパとちがって 残念ながら その姿は特定されていない・・・と
いうお話でした。
カリコボウズのいるといわれている宮崎県の中央の山間部。
かの地では他県でいわれるところの 天狗倒しとか、山の神
信仰であるとか、カッパとか 動物の生態とかの不思議な事
象をすべてを アバウトにカリコボウズの仕業にしている感
もおおいにある・・とも おもわれます。
「夢で終らせない農業起業」「 本当は危ない有機野菜」
のの