農地には水がなければはじまらない。
前回の旱魃当時の記事です。
2011年1月から始まった南九州の太平洋岸の干ばつは、結局5月
まで続き、農業や市民の生活にに多大な影響を及ぼすことになりまし
た。そんな干ばつのさなかにあった4月はじめの様子を伝えた回・・・
よろしかったらご参考に。なんといっても、こんどはあなたのお住ま
いになっている地方が干ばつになるかもしれませんから。
↓
『農地には水がなければはじまらない。』
3月下旬から早期水稲の田植がはじまった宮崎県では、深刻な水不
足に悩まされています。宮崎地方気象台によると県内は今年に入って
少雨傾向にあり、宮崎市の3月の降水量は32ミリで、平年の180
ミリを大幅に下回っている。4月も降水量の少ない状態が続く見通し
を発表しています。
4月1日の地方紙はそのような渇水の状況を次のように伝えていました。
『宮崎県内で水不足の影響が出始めている。昨年夏からの少雨が今年
に入っても続いているためで「これまでにない深刻さ」(県河川課)。
ダムからの緊急放流や農業用水の取水制限などでしのいでいるが、
一部自治体で稲作などへの影響が出始めており、まとまった雨が降
らなければ上水道への影響も懸念される。』
と、いうもの。
田植後の干上がった田と、水不足の状況を伝える新聞記事
そのような状態を受けて、宮崎県の河野俊嗣知事は7日、少雨のため
一ツ瀬ダム(西都市)と渡川ダム(美郷町)の有効貯水率がゼロとなり、
枯渇したことを発表、他のダムも枯渇が懸念されるとして、農工業用
水の大口利用者や流域自治体などに節水を呼び掛けます。
そして4日8日。気象台の予報では、『県内全域でまとまった雨が降
る』との予報であったにもかかわらず、残念なことに結果は少雨に。
県河川課によると、
『県の管理13ダムのにおいて、ダムへの降水量は1月は4%、2月
は42%、3月は16パーセントでしかなかった』
『県内のダム46カ所のうち、枯渇した一ツ瀬と渡川のほか、別の4
カ所も放流量を調整。今後も雨が降らなければ1-2週間で最低水
位を下回り、貯水率がゼロとなる見通し』
と、いう深刻な水の状態を報告するに至りました。
・・・この時期のこの渇水は誰しも記憶にないところ。宮崎の農家の
間では50年、いや60年以上も実施されたことのない“雨乞い”の
儀式の話が取りざたされるようにまでなっています。
昨年のいまごろは多雨による日照不足がつづいていたのですから、自
然というものは、つくづく予測のつきにくいものだと実感せずには
おられません。
いじょう、農地には水がなければはじまらないものだなと痛感せられ
た話でした。
◎ 平年は カッパの王国といわれるほどに、宮崎は水に恵まれた土地
柄なのですけれど・・。。
「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染」
前回の旱魃当時の記事です。
2011年1月から始まった南九州の太平洋岸の干ばつは、結局5月
まで続き、農業や市民の生活にに多大な影響を及ぼすことになりまし
た。そんな干ばつのさなかにあった4月はじめの様子を伝えた回・・・
よろしかったらご参考に。なんといっても、こんどはあなたのお住ま
いになっている地方が干ばつになるかもしれませんから。
↓
『農地には水がなければはじまらない。』
3月下旬から早期水稲の田植がはじまった宮崎県では、深刻な水不
足に悩まされています。宮崎地方気象台によると県内は今年に入って
少雨傾向にあり、宮崎市の3月の降水量は32ミリで、平年の180
ミリを大幅に下回っている。4月も降水量の少ない状態が続く見通し
を発表しています。
4月1日の地方紙はそのような渇水の状況を次のように伝えていました。
『宮崎県内で水不足の影響が出始めている。昨年夏からの少雨が今年
に入っても続いているためで「これまでにない深刻さ」(県河川課)。
ダムからの緊急放流や農業用水の取水制限などでしのいでいるが、
一部自治体で稲作などへの影響が出始めており、まとまった雨が降
らなければ上水道への影響も懸念される。』
と、いうもの。
田植後の干上がった田と、水不足の状況を伝える新聞記事
そのような状態を受けて、宮崎県の河野俊嗣知事は7日、少雨のため
一ツ瀬ダム(西都市)と渡川ダム(美郷町)の有効貯水率がゼロとなり、
枯渇したことを発表、他のダムも枯渇が懸念されるとして、農工業用
水の大口利用者や流域自治体などに節水を呼び掛けます。
そして4日8日。気象台の予報では、『県内全域でまとまった雨が降
る』との予報であったにもかかわらず、残念なことに結果は少雨に。
県河川課によると、
『県の管理13ダムのにおいて、ダムへの降水量は1月は4%、2月
は42%、3月は16パーセントでしかなかった』
『県内のダム46カ所のうち、枯渇した一ツ瀬と渡川のほか、別の4
カ所も放流量を調整。今後も雨が降らなければ1-2週間で最低水
位を下回り、貯水率がゼロとなる見通し』
と、いう深刻な水の状態を報告するに至りました。
・・・この時期のこの渇水は誰しも記憶にないところ。宮崎の農家の
間では50年、いや60年以上も実施されたことのない“雨乞い”の
儀式の話が取りざたされるようにまでなっています。
昨年のいまごろは多雨による日照不足がつづいていたのですから、自
然というものは、つくづく予測のつきにくいものだと実感せずには
おられません。
いじょう、農地には水がなければはじまらないものだなと痛感せられ
た話でした。
◎ 平年は カッパの王国といわれるほどに、宮崎は水に恵まれた土地
柄なのですけれど・・。。
「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染」