グリーンブレーカーズ by 高木肥料店

農業の現場の おはなしなどなど。

作物の葉を しっかり・丈夫にしたいときは。

2020-07-14 15:16:33 | Weblog
作物の葉を しっかり・丈夫にしたいときは。

雨天の連続に 植物のケアのつもりでチッソ分主体の追肥や葉面
散布をおこなったのだけれど、どうにも元気が戻らない。作物の
葉をしっかりと丈夫
にしたいのだがどうしたらよいだろうか、と
いうご質問をいただきます。ということで そんな生育対策につ
いてご参考までによろしかったら。

 ↓

『作物の葉を しっかり・丈夫にしたいときは。』

お日さまの光の恵みを受け止め 光合成を盛んにしてエネルギーを
作り出すためには、しっかりとした葉が必要になります。

そのために 現場でおすすめしているのがMg/マグネシウムの補給
です。

その理由が この図。

 葉緑素 →     


この図が葉緑素の構造なのですが、中心にしっかりと Mg/苦土が
あることからもわかりますよね。

ということで 作物の状態が

 ● 葉が薄い
 ● 葉がうすいがゆえに、葉色が淡い
 ● 窒素を追肥しても、葉が薄く広がって垂れてしまう
 ● 日照不足で軟弱に育っている

というときには、苦土[マグネシウム]と、苦土分の働きを助ける
リンサン分の補給を おすすめしています。

ちなみに日照不足時だけではなく、たとえばピーマンなどの果実の
緑色がでないときや、お茶の葉の色が淡くてこまっているときなど
にも施用効果大
ですよ。

具体的には、おすすめしているのはPHが中性近くに調整してある
マグホスや マグミタスにマグショットという商品になりますが、
心当たりのせつには、ぜひいちどお試しを。


晴れ ちなみに、ヘモグロビンです。動物の血液中にあり
  酸素を運ぶ大切な要素でありますが、その構造式は
  葉緑素の中心部にある  Mg/苦土を Fe/鉄に
  おきかえたならば瓜二つ
! っていうのもおもしろすぎ。
  
51P4M6yKWYL__SL500_SS75_.jpg 「夢で終らせない農業起業」「 本当は危ない有機野菜


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