鳥インフルがおこると、車だって困る。
前回[こちら]の関連として宮崎で鳥インフルが連続したときのおはな
しです。家畜伝染病が[新型インフル誕生といった大きな話ばかり
ではなく]一般市民生活全般にも影響を及ぼす例として 2016年
12月分となりますが ご参考までによろしかったら。
↓
『悪夢ふたたび・・・それは1枚の回覧板からはじまった。』
車を大切になさっている方も多いと思います。大切な車に、たとえば
鳥のフンがついた場合は、どうなさいますか?
ほっとくという方や、直ぐに洗うという方など、対処方法は個人個人
で違うとは思いますが、たとえば車の販売会社のホームページでは、
つぎのような対処方法を指導しているようです。
「知っている方は多いと思いますが鳥の糞は強い酸性です。そして、
車の塗装は基本的にアルカリには強いのですが酸性には極端に弱
い特性があります。」
「鳥のフンには塗装を傷めるアルカリ成分が含まれているので、放っ
ておくとシミやくぼみができてしまいます。乾く前なら水で流し、
乾いてる場合は無理に取ろうとせずに、水分をたっぷり含ませ柔
らかくしてから水で洗い流しましょう。」
と、このように鳥のフンが酸性かアルカリかという問題がありそう
ですが、車の塗装を傷める可能性はありということになりましょう。
それでは・・これが鳥のフンではなく同じくアルカリ性や塩素系の
液体であれば、どうでしょう。大切にしている車に塩素系やアル
カリ性の液体がかかった場合の影響はどのような作用を車体に
及ぼすものなのでしょう。
と、書くと、「車に塩素系やアルカリ性の液体がかかる」なんてこと
があるのかなと思われる方が大半であると思いますが・・・畜産県に
住んでいる場合は、そんな場面もいまや大アリなのですよ。
そう、口蹄疫や鳥インフルエンザの蔓延を防ぐために、こういった家
畜伝染病の発生した道府県では一定区域内で消毒が実施されるからな
んです。
ちなみに口蹄疫被害のおこった宮崎県の自動車販売会社によると、
消毒液に関しての対処法は〔問い合わせが多かったということで〕つ
ぎのような説明がなされていました。
「塗装がはげた部分やタイヤのホイール内側はさびやすいです。塩素
系やアルカリ性の消毒薬をかけた車両を放置すると、白い斑点がで
きる恐れもあります。そうしたことを防ぐには、なるべく早く洗車
するのが一番。消毒の前に車用ワックスをかけるとより効果的です」
ということで・・・回数にもよりますが、1日に数回も消毒液がかかる
とやはり影響がある。そしてそのような状況を踏まえて、このおはなし
は 宮崎県のお花農家である私の友人のYくんのケースにつづきます。
車を人一倍大切にするYくんにとっての大問題となったのは、彼のお家
の場所にありました。お花を栽培している関係上、 彼の家のまわりは
養鶏場や牛舎が点在する田園地帯にあったのです。
そのために愛車が、消毒漬けになった。
通常の町への買い物はもちろん、こどもさんの送り迎え、作っているお花
の出荷に、車でいちど出ていくたびに最低でも2回、往復で4回も車が
消毒される道を通らねばならないのです〔1日のうちに3回通ると12回
となりますよね〕。
最初のうちは、家にかえるたび、まめに洗車していたYくんですが、
さすがに4ケ月もこの状態が続くと、次第に洗車をするのが億劫にな
っていったといいます。そして当然といいますか、車の塗装がしっか
りと剥げてきた。車好きとしては なんとも やりきれない事態です
よね。・・・そして 口蹄疫被害がようやく収まったのをよしとした
Yくんは、収束から数年間は剥げたままの愛車で我慢し、今年の10
月になって“もう口蹄疫の発生はないだろう”と判断し、塗装が禿げた
愛車を新車に買い換えたのです。
そんな昨日、 Yくんを襲った[本人にはものすごい衝撃かと]のは
非情にも鳥インフルエンザ発生を伝える新聞と、前後してYくん宅の
郵便受けに入っていたのは この回覧板の文面なのでした。
なんと、Yくん宅に関係する生活道路における消毒が、鳥インフル
の発生を告げるこの通達と同時に、口蹄疫時の消毒作業と同様に
ふたたび再開されてしまうということなのです。
ということで
いま わたくしは・・・車好きで新車に買い換えたばかりのYくんのた
めにも、そしてもちろん畜産農家さんのためにも、そして飼われている
トリたちのためにも、1日でも早い事態の収束を願っております。
家畜伝染病は農業界ばかりでなく、いまやまわりの市民生活
全般にも多大な影響を及ぼす・・ということでもありますね。
また患畜の処分などに関する費用は税金でまかなわれていると
いうことでもありますし。
「夢で終らせない農業起業」「本当は危ない有機野菜」
前回[こちら]の関連として宮崎で鳥インフルが連続したときのおはな
しです。家畜伝染病が[新型インフル誕生といった大きな話ばかり
ではなく]一般市民生活全般にも影響を及ぼす例として 2016年
12月分となりますが ご参考までによろしかったら。
↓
『悪夢ふたたび・・・それは1枚の回覧板からはじまった。』
車を大切になさっている方も多いと思います。大切な車に、たとえば
鳥のフンがついた場合は、どうなさいますか?
ほっとくという方や、直ぐに洗うという方など、対処方法は個人個人
で違うとは思いますが、たとえば車の販売会社のホームページでは、
つぎのような対処方法を指導しているようです。
「知っている方は多いと思いますが鳥の糞は強い酸性です。そして、
車の塗装は基本的にアルカリには強いのですが酸性には極端に弱
い特性があります。」
「鳥のフンには塗装を傷めるアルカリ成分が含まれているので、放っ
ておくとシミやくぼみができてしまいます。乾く前なら水で流し、
乾いてる場合は無理に取ろうとせずに、水分をたっぷり含ませ柔
らかくしてから水で洗い流しましょう。」
と、このように鳥のフンが酸性かアルカリかという問題がありそう
ですが、車の塗装を傷める可能性はありということになりましょう。
それでは・・これが鳥のフンではなく同じくアルカリ性や塩素系の
液体であれば、どうでしょう。大切にしている車に塩素系やアル
カリ性の液体がかかった場合の影響はどのような作用を車体に
及ぼすものなのでしょう。
と、書くと、「車に塩素系やアルカリ性の液体がかかる」なんてこと
があるのかなと思われる方が大半であると思いますが・・・畜産県に
住んでいる場合は、そんな場面もいまや大アリなのですよ。
そう、口蹄疫や鳥インフルエンザの蔓延を防ぐために、こういった家
畜伝染病の発生した道府県では一定区域内で消毒が実施されるからな
んです。
ちなみに口蹄疫被害のおこった宮崎県の自動車販売会社によると、
消毒液に関しての対処法は〔問い合わせが多かったということで〕つ
ぎのような説明がなされていました。
「塗装がはげた部分やタイヤのホイール内側はさびやすいです。塩素
系やアルカリ性の消毒薬をかけた車両を放置すると、白い斑点がで
きる恐れもあります。そうしたことを防ぐには、なるべく早く洗車
するのが一番。消毒の前に車用ワックスをかけるとより効果的です」
ということで・・・回数にもよりますが、1日に数回も消毒液がかかる
とやはり影響がある。そしてそのような状況を踏まえて、このおはなし
は 宮崎県のお花農家である私の友人のYくんのケースにつづきます。
車を人一倍大切にするYくんにとっての大問題となったのは、彼のお家
の場所にありました。お花を栽培している関係上、 彼の家のまわりは
養鶏場や牛舎が点在する田園地帯にあったのです。
そのために愛車が、消毒漬けになった。
通常の町への買い物はもちろん、こどもさんの送り迎え、作っているお花
の出荷に、車でいちど出ていくたびに最低でも2回、往復で4回も車が
消毒される道を通らねばならないのです〔1日のうちに3回通ると12回
となりますよね〕。
最初のうちは、家にかえるたび、まめに洗車していたYくんですが、
さすがに4ケ月もこの状態が続くと、次第に洗車をするのが億劫にな
っていったといいます。そして当然といいますか、車の塗装がしっか
りと剥げてきた。車好きとしては なんとも やりきれない事態です
よね。・・・そして 口蹄疫被害がようやく収まったのをよしとした
Yくんは、収束から数年間は剥げたままの愛車で我慢し、今年の10
月になって“もう口蹄疫の発生はないだろう”と判断し、塗装が禿げた
愛車を新車に買い換えたのです。
そんな昨日、 Yくんを襲った[本人にはものすごい衝撃かと]のは
非情にも鳥インフルエンザ発生を伝える新聞と、前後してYくん宅の
郵便受けに入っていたのは この回覧板の文面なのでした。
なんと、Yくん宅に関係する生活道路における消毒が、鳥インフル
の発生を告げるこの通達と同時に、口蹄疫時の消毒作業と同様に
ふたたび再開されてしまうということなのです。
ということで
いま わたくしは・・・車好きで新車に買い換えたばかりのYくんのた
めにも、そしてもちろん畜産農家さんのためにも、そして飼われている
トリたちのためにも、1日でも早い事態の収束を願っております。
家畜伝染病は農業界ばかりでなく、いまやまわりの市民生活
全般にも多大な影響を及ぼす・・ということでもありますね。
また患畜の処分などに関する費用は税金でまかなわれていると
いうことでもありますし。
「夢で終らせない農業起業」「本当は危ない有機野菜」