ガーデニングブームによって広がったチョウ。
2010年以降では 東海地方から関東地方南部でもふつうにみられるよう
になったチョウ、それがツマグロヒョウモンです。
1990年代には西日本、それも[近畿地方以西の]本州南西部くらいのと
ころでしか生息が確認されていなかった[もともと日本では南西諸島、九州、
四国におおかったとされています]といわれているのですから、その生息域
の拡大ぶりにはすごいものがありますよね。
たしかにそういわれてみば、ここ南九州でも1995年くらいまでは丘陵地
というか、少し山あいのほうにいかねばこのチョウ見つけることができなか
ったような、そのような記憶があります。
そのような温暖地であってもけして多くはなかったはずのチョウが、いっき
に増え始めたのは忘れもしない1996年以降。そう、1999年に宮崎で
開催された「グリーン博」開催の3年ほど前からでした。
理由があります。
それは、この時分のガーデニングで最も重要視されたお花がビオラにパンジ
ーだったということ。この事実が、もともと野生の各種スミレ類を食草とし
ていたツマグロヒョウモンにとっては幸いしました。
そうなんです・・・
グリーン博開催と以降にはガーデニングブームがおこるのではとの予測
↓
新規のお花農家さんが増える
↓
野菜つくっていた農家さんも、作の一部を鉢花生産にあてる
↓
宮崎のいたるところで、鉢花がつくられる
↓
グリーン博の会場のみならず、会場となった宮崎市周辺でお花が植栽され
↓
宮崎県の中央部がお花でいっぱいになる
↓
影響を受けた一般家庭でもさかんにガーデニングが普及していって
↓
さらに宮崎県の中央部がお花でいっぱいになる
↓
なかでもビオラにパンジーが多く植えられた
という状況、いわゆる ビオラにパンジー・バブルが1996年から繰り広
げられたのです。
ということであったのですから、これは増えますよね ツマグロヒョウモン。
というか、むしろこれで増えないといったら おかしい/笑。
その増えたチョウたちが、翅[はね]という飛行手段を使ってじょじょに北
上していったとしたら。
そしてこれはパンジーのうえられたプランターなのですが、このプランター
に植えられたパンジーの苗が宮崎市近辺で生産されたもので、その苗に卵が
植えつけられていたとしたら。トラックや鉄道といった輸送という手段を使
って、より確実にすばやく・北に向かって輸送されていったとしたら。
の
のの
の
2010年以降になって、このチョウが東海地方から関東地方南部でもふつ
うにみられるようになったことも、不思議なことではないはずですよね。
の
ののののの
の
ということで今回は、ヒトの経済活動や嗜好によって、ある特定の生物がそ
の生息域を拡大していったという事例のご紹介でした。
◎ このツマグロヒョウモンの幼虫。スター・ウォーズダース『エピソード1/
ファントム・メナス』に登場するダースモールににてるとおもうのですが
いかがですか。公開が1999年前後だったものでから、当時余計にそう
思えました。
「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染」
2010年以降では 東海地方から関東地方南部でもふつうにみられるよう
になったチョウ、それがツマグロヒョウモンです。
1990年代には西日本、それも[近畿地方以西の]本州南西部くらいのと
ころでしか生息が確認されていなかった[もともと日本では南西諸島、九州、
四国におおかったとされています]といわれているのですから、その生息域
の拡大ぶりにはすごいものがありますよね。
たしかにそういわれてみば、ここ南九州でも1995年くらいまでは丘陵地
というか、少し山あいのほうにいかねばこのチョウ見つけることができなか
ったような、そのような記憶があります。
そのような温暖地であってもけして多くはなかったはずのチョウが、いっき
に増え始めたのは忘れもしない1996年以降。そう、1999年に宮崎で
開催された「グリーン博」開催の3年ほど前からでした。
理由があります。
それは、この時分のガーデニングで最も重要視されたお花がビオラにパンジ
ーだったということ。この事実が、もともと野生の各種スミレ類を食草とし
ていたツマグロヒョウモンにとっては幸いしました。
そうなんです・・・
グリーン博開催と以降にはガーデニングブームがおこるのではとの予測
↓
新規のお花農家さんが増える
↓
野菜つくっていた農家さんも、作の一部を鉢花生産にあてる
↓
宮崎のいたるところで、鉢花がつくられる
↓
グリーン博の会場のみならず、会場となった宮崎市周辺でお花が植栽され
↓
宮崎県の中央部がお花でいっぱいになる
↓
影響を受けた一般家庭でもさかんにガーデニングが普及していって
↓
さらに宮崎県の中央部がお花でいっぱいになる
↓
なかでもビオラにパンジーが多く植えられた
という状況、いわゆる ビオラにパンジー・バブルが1996年から繰り広
げられたのです。
ということであったのですから、これは増えますよね ツマグロヒョウモン。
というか、むしろこれで増えないといったら おかしい/笑。
その増えたチョウたちが、翅[はね]という飛行手段を使ってじょじょに北
上していったとしたら。
そしてこれはパンジーのうえられたプランターなのですが、このプランター
に植えられたパンジーの苗が宮崎市近辺で生産されたもので、その苗に卵が
植えつけられていたとしたら。トラックや鉄道といった輸送という手段を使
って、より確実にすばやく・北に向かって輸送されていったとしたら。
の
のの
の
2010年以降になって、このチョウが東海地方から関東地方南部でもふつ
うにみられるようになったことも、不思議なことではないはずですよね。
の
ののののの
の
ということで今回は、ヒトの経済活動や嗜好によって、ある特定の生物がそ
の生息域を拡大していったという事例のご紹介でした。
◎ このツマグロヒョウモンの幼虫。スター・ウォーズダース『エピソード1/
ファントム・メナス』に登場するダースモールににてるとおもうのですが
いかがですか。公開が1999年前後だったものでから、当時余計にそう
思えました。
「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染」