グリーンブレーカーズ by 高木肥料店

農業の現場の おはなしなどなど。

北上していくタコ の はなし。

2013-06-24 16:20:42 | Weblog
北上していくタコ の はなし。

生息域がいつのまにか紀伊半島を越えて、いまでは房総半島以南
でも生息しているといわれるようになってきた、美しい色をした南方系
のタコであるヒョウモンダコの話の一昨年分のはなしの再録です。
その北上のようすを伝えたものとして、ご参考でによろしかったら。

 ↓

2010年前後から 福岡や日本海側の兵庫県豊岡市で見つかり、
その北上ぶりが話題にされることが多いヒョウモンダコ。今回は
太平洋側の三重県で発見されたようです。 

太平洋側のルートでいえば、2010年に大分県や福岡県、その後
和歌山県を経て、ついに紀伊半島をこえたのかもしれません。

ヒョウモンダコは、体長10センチ前後の小型のタコとはいえ、
その持つ毒は、あのフグと同じ テトロドトキシンです。かまれ
ると、めまいや呼吸困難を起こすことがあるのです。

中日新聞のニュースは こちら 。

・・・毒がある生物にはありがちですが、このタコ、とてもきれ
いな体色
をしています。見つけると、ついつい触ってしまいたく
なりますので、とくにちいさな子ども連れのときには、保護者は、
気を配ってあげてくださいね〔岩陰などに隠れているときは、タコ
だと思えないような <emoji code="h420" />体色をしてるときもタタあるんです〕。

ということで、三重県以南の海岸では、そしてひょっとすると三重県
以北の海岸でも、この夏の岩場での磯遊び時には、注意が必要

なるというお話でした。

発見例が少ないからと思っていると、そのうちいっきに生息数が増
えて、どこでも見受けられるようになった
・・・ なんて話も、よくある
はなしですから、気をつけてまいりたいものですね。


◎・・・いわゆる“温暖化”の影響が原因でのヒョウモンダコの北上
  なのか、そのあたりが農業関係者としては気になるところです。
  参考として、海水温の上昇に関する気象庁の見解は こちら 。

  51P4M6yKWYL__SL500_SS75_.jpg夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染