安倍農政を理解するための行政用語変換表。
『ご意見をお聞かせください』という、安倍首相による自民党の
ラジオCMに遅ればせながら反応/笑。それではと・・東京大学
の鈴木宣弘教授による安倍農政を理解するための行政用語変換表
のご紹介です。農業そして水産や林業の現場において、本来とは
異なっている使い方をされているよなと感じていた方にはうって
つけの変換表です。
そして 意見をいっても“暖簾に腕押し”な現場の状況を[TPP
地方説明会のようすはこちら]一般の方々に すこしでもわかっ
ていただきたいなとおもったうえでのご紹介となります。よろし
かったらご参考に。
↓
『安倍農政を理解するための行政用語変換表。』
●国益を守る
米国の要求に忠実に従い、政権と結びつく企業の利益を守ることで、
国民の命や暮らしを犠牲にしても、自身の政治生命を守ること。
●自由貿易
米国(発のグローバル企業)が自由に儲けられる貿易。
●自主的に
米国の要求どおりに。
●規制緩和
地域の均衡ある発展のために長年かけて築いてきた相互扶助的ルールや
組織を壊して、ないしは改変して地域のビジネスとお金を一部企業に集
中させること。規制緩和の名目で実質的な規制強化を行う場合もある。
いわば「国家の私物化」。この国際版がTPP(環太平洋連携協定)型の
協定で「世界の私物化」。
●規制緩和が皆にチャンスを広げる
規制緩和すれば多くの国民は苦しむが、巨大企業の経営陣がさらに儲け
られる
●幅広い視点からの諮問会議の委員構成
利益相反的な賛成派、あるいは、素人で純粋に短絡的な規制緩和論者だ
けを入れること。
●道半ば
経済政策(アベノミクス、物価2%上昇目標など)の破綻のこと。
●1%の農業を守るために残り99%の利益を犠牲にするな
1%の企業利益のために99%の国民は犠牲にする。
●農業所得向上
農協を解体して、地域のビジネスとお金を一部企業が奪うための名目。
(1)信用・共済マネーの剥奪に加えて、(2)共販を崩して農産物を
もっと安く買いたたきたい企業、(3)共同購入を崩して生産資材価格
をつり上げたい企業、(4)JAと既存農家が潰れたら農業参入したい
企業が控える。規制改革推進会議の答申はそのとおりになっている。
●地方創生
なぜ、そんなところに無理して住むのか。無理して住んで農業やって、
税金使って、行政もやらねばならぬ。これを非効率という。地域の伝統、
文化、コミュニティもどうでもよい。非効率なのだ。早く引っ越して、
原野に戻せ。
●農業所得倍増
貿易自由化と規制改革で既存の農家が大量に廃業したら、全国の1%で
も平場の条件の良い農地だけ、大手流通企業などが参入して儲けられる
条件を整備し、一部企業の利益が倍増すればよい。儲からなければ転用
すればよい。
●改革の総仕上げ
延長された所管官庁のトップの在任中に、一連の農林水産業の家族経営
の崩壊、協同組合と所管官庁などの関連組織の崩壊に「とどめを刺し」、
国内外の特定企業などへの便宜供与を貫徹するという強い意思表示。
といったところが代表的な意味となります。実際にはもっとつづきますが
ご興味のある方は↓へ。
ちなみに、鈴木宣弘東京大学教授による新コラム「食料・農業問題
本質と裏側」のアドレスは こちらです。
「夢で終らせない農業起業」「本当は危ない有機野菜」
『ご意見をお聞かせください』という、安倍首相による自民党の
ラジオCMに遅ればせながら反応/笑。それではと・・東京大学
の鈴木宣弘教授による安倍農政を理解するための行政用語変換表
のご紹介です。農業そして水産や林業の現場において、本来とは
異なっている使い方をされているよなと感じていた方にはうって
つけの変換表です。
そして 意見をいっても“暖簾に腕押し”な現場の状況を[TPP
地方説明会のようすはこちら]一般の方々に すこしでもわかっ
ていただきたいなとおもったうえでのご紹介となります。よろし
かったらご参考に。
↓
『安倍農政を理解するための行政用語変換表。』
●国益を守る
米国の要求に忠実に従い、政権と結びつく企業の利益を守ることで、
国民の命や暮らしを犠牲にしても、自身の政治生命を守ること。
●自由貿易
米国(発のグローバル企業)が自由に儲けられる貿易。
●自主的に
米国の要求どおりに。
●規制緩和
地域の均衡ある発展のために長年かけて築いてきた相互扶助的ルールや
組織を壊して、ないしは改変して地域のビジネスとお金を一部企業に集
中させること。規制緩和の名目で実質的な規制強化を行う場合もある。
いわば「国家の私物化」。この国際版がTPP(環太平洋連携協定)型の
協定で「世界の私物化」。
●規制緩和が皆にチャンスを広げる
規制緩和すれば多くの国民は苦しむが、巨大企業の経営陣がさらに儲け
られる
●幅広い視点からの諮問会議の委員構成
利益相反的な賛成派、あるいは、素人で純粋に短絡的な規制緩和論者だ
けを入れること。
●道半ば
経済政策(アベノミクス、物価2%上昇目標など)の破綻のこと。
●1%の農業を守るために残り99%の利益を犠牲にするな
1%の企業利益のために99%の国民は犠牲にする。
●農業所得向上
農協を解体して、地域のビジネスとお金を一部企業が奪うための名目。
(1)信用・共済マネーの剥奪に加えて、(2)共販を崩して農産物を
もっと安く買いたたきたい企業、(3)共同購入を崩して生産資材価格
をつり上げたい企業、(4)JAと既存農家が潰れたら農業参入したい
企業が控える。規制改革推進会議の答申はそのとおりになっている。
●地方創生
なぜ、そんなところに無理して住むのか。無理して住んで農業やって、
税金使って、行政もやらねばならぬ。これを非効率という。地域の伝統、
文化、コミュニティもどうでもよい。非効率なのだ。早く引っ越して、
原野に戻せ。
●農業所得倍増
貿易自由化と規制改革で既存の農家が大量に廃業したら、全国の1%で
も平場の条件の良い農地だけ、大手流通企業などが参入して儲けられる
条件を整備し、一部企業の利益が倍増すればよい。儲からなければ転用
すればよい。
●改革の総仕上げ
延長された所管官庁のトップの在任中に、一連の農林水産業の家族経営
の崩壊、協同組合と所管官庁などの関連組織の崩壊に「とどめを刺し」、
国内外の特定企業などへの便宜供与を貫徹するという強い意思表示。
といったところが代表的な意味となります。実際にはもっとつづきますが
ご興味のある方は↓へ。
ちなみに、鈴木宣弘東京大学教授による新コラム「食料・農業問題
本質と裏側」のアドレスは こちらです。
「夢で終らせない農業起業」「本当は危ない有機野菜」