ケアンズからの手紙

　旅に出ているサンデー毎日な人達から絵葉書が届いてました
　まだまだ寒いニッポン、写真とはいえ、鮮やかな蝶の羽の色と緑が眩しく感じます。
　こっちも早く温かくなってぇ と願ってしまいます。
　あっちは今夏なんだよね。
　不思議。
　実際に自分が行ってしまうと、そういうモノだ、と納得してしまうのに。
　やはり旅先では、いろんな事が起こるみたいです。
　何が起こるか分からないからこそ、旅なんだね。
　どうやら、毎日ヘロヘロになりながら楽しんでるようです。
　そうだろうよねえ、お祭り騒ぎのまま出航してったもんねえ。
　　　　　　　　　　　
　でも、たまには旅先から貰う葉書も良いものです。
　私も昔はよく出してましたが、最近はトンと。
　まあ、そんな暇もないというのも事実ですが。
　で、葉書をよく見たら、100% Australian とあります。
　全てオーストラリア産か・・・と思いながらもう一度見てみると、写っている蝶をはじめ、葉書の紙、コーティング、インクまで本当に全てがオーストラリア製に思えてきます。
　きっと実際そうなんだよね。
　日本には、MADE IN JAPAN の製品が溢れているわけですが、じゃあ、その中の一体何％が本当に日本のモノなんだろう？
　　　　　　　　　　　
　例えば東京タワーの絵葉書、日本製ですが、紙を作る木材も、インクを作る材料も、きっと日本のモノじゃない。
　そう考えると、形のある物の多くは、本当の意味では日本製じゃないのかなー。
　無形文化財って言葉があるくらいだし。
　だからこそ、形にこだわっちゃうのかもね。