はーい、げんきです。

遠くにいる友達に私的トピックスの紹介。話題はその時その時いろいろ。

木に触れる

2016-06-11 19:47:46 | daily
 普通の?ゆっくりした?週末を過ごしております。
 ま、午前中はちょっと常総市の方へ。
 水害の時に何度かお手伝いさせていただいたお宅の庭先?で、木を洗うので手伝って、という事で、ちょいとお邪魔しました。
 こちらは決壊というか越水によって浸水した地区。
 最終的には決壊したので、決壊現場近くと言っていいかもしれません。
 現在は新しい堤防の工事が始まっているんですが、ここはもともと水害の無い地域で、古くから集落があり、川沿いには森林もありました。
 それが、昨年この地区が水害に遭ったのは人災ではないか、と言われているのは、いつも決壊していた箇所だけ堤防を補強したため、手付かずだった所が結果として切れたのでは、と考えられるためです。
 そして今度は、新しい堤防を作るために、古くからある木々を伐採しているそうです。
 決壊したから、そら大変!ということなんでしょうが、本来、伐採する必要が無い木々が倒されています。
 東日本大震災の被災地でもよく聞いた話ですが、新しいものを作るために、せっかく助かった命を殺す、というのは、なんとも解せない話です。
 どうしてそれらを活かそうと考えないんだろう

 というふうに考える人が他にもいたわけで、なんだか理不尽に失われてしまった命を残そう、というのが今回のプロジェクト?の目的だそうです。
 今日はその第一回
 とりあえず、譲り受けてきた木と根をキレイにすること。
 それから、この木を利用して何かを作っていきます。
 
 樹齢50年以上はありそうな木の根っこ。
 立派すぎて重たいです。
 でも泥を落として、綺麗にしたら、立派なオブジェになりそう。
 こんな大木だって倒しちゃう、水の力は凄いです。
 東北の沿岸部で散々見てきました。
 同じ事が川でも起こるんです。
 海も川も水は水なのです。

 というわけで。
 黙々と泥を落とし、木を洗い、皮を剥ぎ。
 合間に、古代建築道具を自在に操る頭領の技披露なども。
 
 近頃、全国で城の修理などが行われ、城を作る人と宮大工はたくさんいるようですが、普通の庶民が暮らす家を昔の手法で建てる大工さんは珍しいと思う。
 しかも道具も自分で作っちゃうそうです。
 いろいろ一見の価値ありです。
 この木が一体どんな風に化けるのか、ちゃんと見届けようと思います
コメント
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