はーい、げんきです。

遠くにいる友達に私的トピックスの紹介。話題はその時その時いろいろ。

エルネスト

2017-10-20 20:36:46 | theater
 というわけで。
 つづけて生まれる前のお話しを観てしまいました。
 こちらも先日のドリームと同じ、1960年代のお話しです。
 舞台は主にキューバ。
 キューバという国について知っていることはそんなに多くありません。
 南アメリカ之國であるとか、社会主義国であるとか、カストロやゲバラがいた所であるとか、キューバ危機や、キューバ革命という言葉は知っていても、中身は知りませんでした。
 でもねえ。
 案外、共通点も多いのです。
 島国だとか。
 目の前に大国が立ちはだかっているとか。
 革命直後、チェ・ゲバラが広島を訪れていたとか、日本人が知らないのはむしろおかしな話です。

 映画は、チェ・ゲバラと同じ名を与えられた、ボリビア国籍を持つ日系二世の青年のお話。
 私が生まれた年に彼は亡くなっていて、生きていたら私の母と同い年です。
 主演のオダギリジョーは、そういう役どころなので、日本語は全く話しません。
 全編スペイン語。
 それだけでも、すごいなと

 映画は問いかけます。
 あんなにひどい目に遭わされたのに、なぜ君たちは怒らないんだ?と。
 どうやら、日本人は怒らない民族らしいです。
 いや、怒らないわけではないんだけど。
 怒っても無駄なところには怒らない。
 だから。
 隣の国がどうして怒っているから分からない。
 そういう事なんだ。
 とか考えてしまいました。

 日本とキューバの共同制作。
 監督は、阪本順治。
 日本はほとんど出てこないけど、遠くから日本を眺めているような作品です。

 エルネスト
コメント
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