群馬県沼田市こしひかりの物語

旧新治村の田んぼでとれたコシヒカリの物語です。
それから、生活・リハビリについて、徒然なるままに書いています。

青い鳥と楽園は幻想か?

2016-07-08 08:34:55 | Weblog

青い鳥と楽園は幻想か?

農家の長男として生まれ小学校4年生の時の夢が、百姓になることだった。
今だから分かるが、零細農家の極地で何が出来たんだろう。
耕作面積が5反歩くらいしか無く、米は供出で何とか価格が維持されていた。
現金収入は年に4度の養蚕で得ていた。
田んぼの畔に大豆や小豆を蒔いて収穫し、味噌や醤油、豆腐の原料にしていた。
畑は大麦と小麦を栽培して、押し麦にして米に混ぜて主食にして小麦はうどんだった。
肉と魚以外はほとんど自作だった。
貧乏のなかで子供4人良く育てたものだ。
今は夢のような生活だ。
子供の頃の経験があるから農業は苦にならない。
しかし何処の家でも後継者がいない。
このままではほとんどが耕作放棄地になり農業は消滅するだろう・・・
過疎化の解消と地方創生は遠のくばかりだ。
 元サラリーマン、「農家への転職」を後悔。支援制度があっても現実は悲惨だった(日刊SPA!)

コメント
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