三鷹市高校生殺人事件の被害者である女子生徒のご冥福を心からお祈りいたします。また一人娘を亡くされたご両親のご心痛如何ばかりかと察しております。
さて新聞・テレビの報道から、初めに相談を受けた杉並署と、両親とご本人が相談をした三鷹署の対応が余りにも官僚的だったと管理人は憤慨をしていました。
ストーカー規制法では「つきまとい、待ち伏せし、進路に立ちふさがり、住居、勤務先、学校その他その通常所在する場所(以下「住居等」という。)の付近において見張りをし、又は住居等に押し掛けること。」 と第二条で規定されている通り、私立女子高校担任教諭から相談された杉並署の初動対応に問題があると考えていました。ところが警視庁のサイト「ストーカー規制法解説」には「つきまとい等をされたら、すぐにあなたの自宅の最寄りの警察署(警視庁ストーカー対策室)にご相談ください。」となっていますので杉並署はマニュアル通り、自宅がある三鷹署に相談しなさいと教諭に進言したのでしょう。
さらにこのサイトには「※ 警告実施後、約90%の者がその後の行為をやめていますが警告後の行為者の動向については、定期的に被害者等との連絡を行うことにより、適切な対応に努めることとしています。」となっていますので三鷹署は「警告を実施」するための「準備行為」として「携帯電話に三度留守電」をしたのでしょう。問題は「90%の者がその後の行為をやめています」と自慢をしていますが、この犯罪事案は「100%」でなくてはならないのです。今回の悲劇はこの「10%」だったのです。
世論の厳しい批判に、政府・警察庁は徹底的な調査を警視庁に求めていますが、二度とこのような悲劇を繰り返さないために「現場の生活保安課」警察官が親身で適切な対応をしてくれるように期待をしています。