あきまさブログ

日々平安なれ

ボストン美術館の日本絵画

2012-04-19 | 日記
今、東京国立博物館で開催されている「ボストン美術館 日本美術の至宝」の関連講演会が開かれましたから、家人が申し込んだところ、当選して聴きに参りました。
主催は区とNHK。
ですから、講演場所は区の公民館。




この四月から名称変更されて「生涯学習センター」のホールでした。
二時半開演だから区役所でお昼としました。
都庁の職員食堂のように、職員も外来者も一緒に食事できるところと思ったら、ここは普通のレストランでした。
20階ですから景色は素晴らしい、曇りなのが残念、だけれど遠くまで見通せました。

これは新宿方面を見たもの。


アップしますと、真ん中左が都庁です。


こちらの真ん中は「中野サンプラザホール」の斜面のある建物。


右端がスカイツリーで、左の高い建物は池袋サンシャイン60。


こちらは東京タワーを左にして新宿を写したもの。


東京タワーをアップにして。


スカイツリーをアップにして。


お昼ごはんを食べても時間が早いからセンターに併設した図書館で時間つぶししてから会場へ。


これが定刻前にはほぼ満席。
抽選倍率10倍とか20倍とか言っていました。
講演は東京国立博物館の救仁郷(くにごう)室長。
演題は「ボストン美術館所蔵の日本絵画」。
明治の初期にモースとかフェノロサが収集してボストンに持って行った絵画がボストン美術館に所蔵されている。
それも、フェノロサが離婚訴訟を起こされてカネが要るとき、ビゲローなる富豪が買い取って美術館に寄贈したそうです。
「吉備大臣入唐絵巻」「平治物語絵巻 三条殿夜討巻」は国宝級のものとて熱心に説明さる。
ほかの長谷川等伯、狩野派、曽我蕭白も説明いただく。
私は、奈良時代、平安、室町、鎌倉と言われても年号に疎いから、
困ったものだ。
もう少し理解を深めなきゃ、私ゃ歴史にも弱いんです。

ということで一時間半余りが寝る間もなくあっという間。
質疑応答。
なぜこんな立派なものが流出してしまったか。
明治維新、廃仏毀釈、廃藩置県でお寺とか大名、お侍がやむなくお宝を手放さざるを得なかったんだろう、との説明。
分かります。

そして帰宅。


ヤッチンのコメントの端々に苦境が読み取れる。
だから言ったでしょ。
単身赴任の後で一緒になると、大変なんだから。
カミさんは旦那が居ないとき、家では主人として一切を管理してきた、
帰ってきた旦那が主人として振舞うと、
主人が二人になって、衝突するに決まっている。
だから、我慢我慢、当分我慢。
半年は我慢あるのみ。
外に出て、誰にも聞こえないところで、
「王様の耳はろぱの耳」って言わなきゃやっていけない。
ぶつかってもダメなんだから、我慢あるのみ。
勝ち負けと思ったらダメ、もし勝ったとしても、その後が大変なんだからね。

さて、
区役所の前の街路樹がりんごのように見えました。






りんごでしょうか?