最近、グルメ番組あるいは漫画の影響かどうか、客が注文したものと
違うものを板前などがそれとなく出して客を試す、というような事と似た
ことが横行してはいないか。実際は板前の世界のことではなくて、サー
ビスを提供する側全般にいえることである。特に鼻持ちならない客なら
なおのこと、それを免罪符にやらかすのだが、そうでない普通の客にも
やってみて、相手が気が付けば「お目が高い」などといい、お目が高い
ではなくすみませんと言ってその態度を含め、直さねばならぬだろう、
相手が気がつかねば、違いの分からぬヤツとか、しらばっくれて、と
かいい、挙句の果ては「容認した」などといい、政治や法律の世界であ
りそうな嫌な言葉だ、押し通す。そういった事である。食品メーカーの偽
装事件なども少しタイプは違うが根っこのところにあるものは同じだろう。
本職の板前なら、それをやったら終わりだろう。職人でも。仕事を請け
負っておいて、注文を外したことをワザとやる、あるいは「何気に」、こ
れも嫌な言葉だが、やったりする。作為的なものなのだから本来そこで
終わりのはずである。会社員ならクビだ。ところが最近は、会社ぐるみ
のようである。 指摘されると、そんなつもりはサラサラ ・・・・、
と始まるのである。管理職も一緒になって、そんなつもりは・・・・、である。
むしろそこの言い訳が上手いのが管理職についていたりするイケ好か
ぬ企業もあったりして、言っていっても絶望するばかりなのである。
そういうこと、ありませんか。 口がトンガラカッテくるのです。
全くもって、ほんまに。
まずは、人を試すのはやめるべきだ・・・・・・ほんまに。