福島章恭 合唱指揮とレコード蒐集に生きるⅢ

合唱指揮者、音楽評論家である福島章恭が、レコード、CD、オーディオ、合唱指揮活動から世間話まで、気ままに綴ります。

漆黒の空より舞い降りるもの

2016-01-17 23:41:49 | 旅行


予報どおり冷えてきた。
気が付くと外は雪。
漆黒の空より舞い降りては、屋根や車や道路を白く覆っていく。

夜が明けるまで、どのくらい積もるつもりか?

諏訪の自然が、どれほど清冽な朝の風景を見せてくれるかを楽しみに眠りにつこう。駅まで歩く苦労はひとまず考えないでおくことにして。


奈良・元興寺 ~ 天平の空気を感じる(記事追加)

2016-01-03 22:18:51 | 旅行

元興寺という名さえ知らなかった。

歴史の教科書には書かれていたらしいが記憶にない。それを訪ねたのは、春日大社、東大寺、興福寺などの喧噪に飛び込むのを避けるべきだという、ただそれだけの理由だった。

否、もうひとつの大きな理由は逗留先からの徒歩圏にあったということである。

とにかく建物が美しい。

写真上は、国宝の極楽堂。ご本尊が智光法師感得の浄土曼荼羅であるゆえに曼荼羅堂とも呼ばれたらしい。

靴を脱げば中へ上がることも可能なのだが、国宝のなかに直に足を踏み入れたり、古よりの太く立派な柱を掌で触れてしまえることも、考えてみたら凄いことである。

国宝の禅室越しに眺める極楽堂。後ろ姿もまた凜々しく、大らかだ。

目の当たりに、飛鳥時代の古代瓦を拝むことが出来るというのも感動である。

博物館に陳列された瓦の一部ではなく、あるべき場所で今なお己が務めを果たす瓦の力強い美しさ!

天気も良く、日の光を色とりどりに反射しては、嬉しそうであった。

 

お休み処(小子坊・極楽院旧庫裏)の庭園で見かけた鬼。

悶絶しているようなエロティックさ、滑稽さが堪らなく愛おしい。

帰宅してから、境内にはあと4体の鬼があることを知った。また、出掛けて探さなくては。

蛙石は、秀吉によって大阪城にもたらされた奇石。大阪城落城の折には、この下に淀君の亡骸が埋められたという説もあるあるらしい。

とまれ、秀吉に見出され、愛されただけの魅惑のある石であることには変わりない。

さて、その後の散策では、福智院の地蔵大仏、新薬師寺の十二神将などをじっくり眺めることだできた。

いずれも、人出は少なく、心静かな時を過ごせたことを喜びたい。


温泉なのだ

2015-08-06 08:10:14 | 旅行


越後湯沢の温泉で束の間の寛ぎ中。
これから、都内での約束を済ませ、富士フィルさん30周年記念の「復活」コーラス・レッスン。

週末は、東京~厚木~大阪~岡山。

こんなときは、温泉に限る。

さあ、張り切っていこう!







朝食では、自家製の納豆&ヨーグルトが絶品。もちろん、魚沼産コシヒカリ 塩沢地区限定一等米も。あ、艶々の白米、写真撮るの忘れた・・。

爽やかな朝湯

2015-07-30 08:58:01 | 旅行


爽やかな景色を眺めつつの朝湯。

月曜日からつづいていた体調の落ち込みも、どうやら昨夜が底のようだ。

湯沢の湯に浸かり、布団を被って頓服薬を飲んだような大汗をかいたら身体が軽くなった。

さあ、自宅に戻って、レコード磨き・・、否、譜読みをしよう。




束の間の骨休め

2015-07-08 23:58:01 | 旅行


長岡混声「マタイ受難曲」レッスンを終えて、越後湯沢まで戻りました。ここのところ、緊張感の伴う仕事がつづいたので、束の間の骨休めというわけです。

鄙びた温泉の方が好みではあるけれど、こういう広い風呂もまたよし。ひとりを幸いに、泳いだりして(もちろん、平泳ぎです)。
当たり前の話ながら、ビジネスホテルのユニットバスとは疲れのとれ方が違いますね。

部屋に戻って、ゴロゴロしながら観る「怒り新党」は格別(笑)。新・3大の木彫り職人、前原冬樹さん、良いですねぇ。


函館本線・小樽築港~銭函間

2015-06-22 09:03:41 | 旅行


函館本線・小樽築港~銭函間の車窓からの景色は恐怖と隣り合わせの美しさ。石狩湾が眼前に広がるのだ。

この線路が大浪に洗われたことはないのだろうか? 地震が起きたらどうなるのか? といって、堤防が築かれてしまうと旅情も半減どころか、消滅してしまうだろう。難しいところだ。

すでに気の早い海水浴客も多く、その平穏に心和むものがあった。

とはいえ、26年前に見た厳冬の海、凍てつく凄絶の美も忘れ難い。また、冬に訪ねたくなった。


藤子・F・不二雄の町

2015-05-29 23:37:50 | 旅行

高岡はまた藤子・F・不二雄の町でもある。

昨夜は氷見線の忍者ハットリくん列車に出会った。

















ボクは特に藤子不二雄漫画の大ファンというわけでもないのに、不思議と嬉しく、心和むのであった。

鬼太郎ロードの境港ともども、藤子不二雄の高岡はお気に入りの土地となったのである。






国宝 高岡山 瑞龍寺

2015-05-29 13:55:49 | 旅行
高岡の朝。

高岡の開祖前田利長公の菩提寺、瑞龍寺にて心静かな時間を過ごす。

強い紫外線の降り注ぐ下、些か歩き疲れたので、取り急ぎ写真のみアップ。

中でも、禅堂の厳粛な雰囲気には圧倒された。

何度でも訪ねたい霊的なスポットだ。