福島章恭 合唱指揮とレコード蒐集に生きるⅢ

合唱指揮者、音楽評論家である福島章恭が、レコード、CD、オーディオ、合唱指揮活動から世間話まで、気ままに綴ります。

現美新幹線にて長岡混声合唱団の集中レッスンへ

2019-07-29 14:26:17 | コーラス、オーケストラ


昨日、28日(日)は、大阪より空路にて新潟入り。長岡混声合唱団の集中レッスンを目指す。スマホで上越新幹線の座席を予約し新潟駅ホームに上がってビックリ! なんと夢にまでみた(嘘)現美新幹線ではないか!











指定席は越後湯沢に向かって先頭車両のみ、あとは写真のように文字通り自由な感じの自由席。子どものための車両にはプラレールで遊べるスペースがあるなど、長閑な感じがよいな。次回はカフェ車両で珈琲でも嗜みたい。













というわけで、午後は、長岡混声合唱団は9月8日(日)の定期演奏会に向けての集中レッスン。ブラームス「ドイツ・レクイエム」と高田三郎「心の四季」を4時間たっぷりとさらった。

初の試みとしては、ドイツ・レクイエムの室内オーケストラ版(Carus社)を用いること。総勢50名未満の長岡混声合唱団には打ってつけのバージョンと言えるだろう。

大フィル合唱団の翌日に長岡混声合唱団で同じ作品のレッスンをすると、人数だけでなく、両団のキャラクターの違いが分かってととも興味深い。同じ方向性を示し、同じ注意をするのに、生まれる音楽は微妙に違う。

長い冬を耐えて過ごす越後の人々の忍耐強さというか真面目さが演奏に滲み出る。また何と言っても、わたしが四半世紀以上も通っているだけに、福島章恭流の表現に年季が入っている。

ジワーッした味わいのあるドイツ・レクイエムは、長岡が随一かな。そして、「心の四季」からの「雪の日に」こそ、長岡混声合唱団の真骨頂。なにもしなくても、自ずと雪景色が現出する不思議。この空気感、南国の合唱団には醸し出せないだろうなぁ。



レッスンを終え、宿に向かうとき、長岡駅構内に掲示される我らのポスターを発見。他のポスターが被さっているけど、まあ、気にせずにおこう。
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大フィル合唱団のドイツ・レクイエム

2019-07-29 10:36:10 | コーラス、オーケストラ


7月27日(土)の夜は大フィル合唱団、そして、28日(日)の午後は長岡混声合唱団、それぞれ、本番を控えてのドイツ・レクイエム稽古。長岡混声合唱団は、高田三郎「心の四季」も併せて。



金曜日の夜、台風の予測進路図を眺めると、ちょうど予約していた新幹線の時間に東海地方が危ない。JR東海からは指定席無料キャンセル可のアナウンスがある一方、ANAのサイトでは離発着に影響の可能性のある空港リストは中部国際空港、静岡空港のみ。新幹線が止まったときの悲惨さは何度か経験しているので、急遽空路に変更。

結局、新幹線は終日通常運行、飛行機は機材到着遅れや滑走路混雑が祟り50分遅延、大フィル合唱団には15分の遅刻となってしまったが、これは結果論なので後悔はしていない。

さて、大フィル合唱団では、9月14日(土)15時30分、大阪市中央公会堂 中集会室における大阪クラシック最終日に向けてのブラームス「ドイツ・レクイエム」稽古。二台ピアノ版。
この秋、尾高先生とのブラームス・チケルスや海道東征など、多忙は大フィル合唱団。確保できたレッスン回数は十分とは言えないものの、こういう作品を歌わせると、大フィル合唱団は流石に上手い。大きな手応えを感じている。
時間の制約から第2曲、第5曲が演奏できないという悲しみはあるものの、尾崎克典さん、小林千恵さんによる二台ピアノのサウンドも見事、オリジナルのオーケストラ版とは別の美のある音楽となっており、多くの方に聴いて頂きたい。ファミリーである大谷圭介さんのバリトン独唱も楽しみなところ。


(この日は、毘沙門猫Tシャツを着用しての熱血レッスン!)

チケットは既に発売されております。全席指定、さらに座席数も限られているため、良席はお早めに!

ただいまスマホより不自由な投稿ゆえ、チケット購入先など、のちほど更新します。

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なかにしあかね先生への感謝(後れ馳せながら・・)

2019-07-29 09:56:12 | コンサート

この週末は混声合唱団ヴォイス(厚木)~大フィル合唱団~長岡混声合唱団集中レッスン。密度の濃い時間を過ごしました。



混声合唱団ヴォイスは、ここのところ7月15日(祝・月)の厚木市合唱祭に向け、なかにしあかね先生の「いつだったか」「今日もひとつ」の稽古に集中していたため、ベートーヴェン:ミサ曲ハ長調に復帰しての二回目の稽古。

いま振り返っても、厚木市合唱祭でのなかにしあかね先生との心の交流は美しいものであった。まだまだ、発展途上にある我々の良いところだけを見つめて評価してくださり、さらには会場および打ち上げの全体合唱では、厚木市合唱連盟の委嘱作「よかったなあ」からの「けやき」の指揮をしてくださった。その指揮の美しかったこと。なかにしあかね先生の指揮は、所謂指揮者の指揮ではないのだけれど、その心の自由さ、伸びやかさ、優しさが全身から溢れていて、歌う我々の心まで清らかにしてしまう。



この体験の有る無しで、今後のなかにしあかね作品へのアプローチはまるで違ってしまうほどの希少にして、感動的な時間でした。


(あ、これは、悪友・宍戸純先生とのツーショット。かれこれ30年近いお付き合い)

素敵なご縁を作って頂いた厚木市合唱連盟、そして、なかにしあかね先生に深く感謝致します。

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又吉秀樹 テノール・コンサート・イン町田

2019-07-23 18:11:57 | コンサート


昨日、7月22日(月)は、我が地元、町田市民フォーラムにて、又吉秀樹さんのテノール・コンサートへ!

第1部:イタリア古典歌曲、第2部:日本歌曲 第3部:オペラ・アリア&重唱 

という休憩無しの3部構成。

第1部では、声楽家としての基礎を問われる古典歌曲で真っ向勝負し、第2部では明瞭な日本語ディクションとともに類い希な芸達者ぶりを見せつけ、

そして、第3部では、2人のゲスト、金持亜実(ソプラノ)、井上雅人(バリトン)を迎えての声の饗宴!

イタリアのテノールに必携の声の輝かしさと男も酔わせる色気を満喫してきました。

共演のお二人の声と歌にも大満足。

聴きながら頬が緩みっぱなし、いやあ、本当に愉しいコンサートでした。

終演後には、熱烈なベイスターズ・ファン3人組による記念写真を撮影。

いつか、一緒にハマスタで応援したいものです。

 

入場料1,000円という破格の企画(なんと第148弾!)をしてくださったのは町田イタリア歌劇団さん。

地元ゆえ、何度もチラシやポスターで目にしてきたお名前でしたが、今回が初体験。

歌手が素晴らしければ、オーケストラでなくてもこんなに楽しめるのだ、ということを教えてくれました。

これなら応援したいし、本公演にも行ったみたいですね。

心よりの拍手とともに、帰りがけには額は僅少ながらカンパもして参りました。

又吉さんとは、来年5月2日(土)、紀尾井ホールに於けるベートーヴェン:ハ長調ミサでの共演も決まっています。

その日が、本当に楽しみになりました!

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