昨日、28日(日)は、大阪より空路にて新潟入り。長岡混声合唱団の集中レッスンを目指す。スマホで上越新幹線の座席を予約し新潟駅ホームに上がってビックリ! なんと夢にまでみた(嘘)現美新幹線ではないか!
指定席は越後湯沢に向かって先頭車両のみ、あとは写真のように文字通り自由な感じの自由席。子どものための車両にはプラレールで遊べるスペースがあるなど、長閑な感じがよいな。次回はカフェ車両で珈琲でも嗜みたい。
というわけで、午後は、長岡混声合唱団は9月8日(日)の定期演奏会に向けての集中レッスン。ブラームス「ドイツ・レクイエム」と高田三郎「心の四季」を4時間たっぷりとさらった。
初の試みとしては、ドイツ・レクイエムの室内オーケストラ版(Carus社)を用いること。総勢50名未満の長岡混声合唱団には打ってつけのバージョンと言えるだろう。
大フィル合唱団の翌日に長岡混声合唱団で同じ作品のレッスンをすると、人数だけでなく、両団のキャラクターの違いが分かってととも興味深い。同じ方向性を示し、同じ注意をするのに、生まれる音楽は微妙に違う。
長い冬を耐えて過ごす越後の人々の忍耐強さというか真面目さが演奏に滲み出る。また何と言っても、わたしが四半世紀以上も通っているだけに、福島章恭流の表現に年季が入っている。
ジワーッした味わいのあるドイツ・レクイエムは、長岡が随一かな。そして、「心の四季」からの「雪の日に」こそ、長岡混声合唱団の真骨頂。なにもしなくても、自ずと雪景色が現出する不思議。この空気感、南国の合唱団には醸し出せないだろうなぁ。
レッスンを終え、宿に向かうとき、長岡駅構内に掲示される我らのポスターを発見。他のポスターが被さっているけど、まあ、気にせずにおこう。