福島章恭 合唱指揮とレコード蒐集に生きるⅢ

合唱指揮者、音楽評論家である福島章恭が、レコード、CD、オーディオ、合唱指揮活動から世間話まで、気ままに綴ります。

改訂版!!福島章恭 うた#4 R.Strauss: MORGEN!  ヴァーチャル・オーケストラ篇(Cubase & Vienna Instrumentsによる)

2020-10-21 16:09:13 | コーラス、オーケストラ

福島章恭 うた#4 R.Strauss: MORGEN!  ヴァーチャル・オーケストラ篇(Cubase & Vienna Instrumentsによる)

♫先日公開した動画リヒャルト・シュトラウス「あした」。若干音のバランスを整理し直して、再アップ致しました。これに伴い旧バージョンは非公開とさせて頂きます。

福島章恭 うた#4

リヒャルト・シュトラウス 「あした」(四つの歌曲作品27 - 4)
詩: ジョン・マッケイ
 
歌・演奏: 福島章恭
 
日本語字幕付き 訳詩・甲斐貴也
 
このところ、番外編としての音取り用音源の制作に没頭しておりましたが、久しぶりに本編をお届けします。 うた#1で弾き語りをした、リヒャルト・シュトラウスの「あした」の再録音(録画)ではありますが、今回はDAW生活から誕生したヴァーチャル・オーケストラとの共演がミソです。比較的小さな編成のため、腕試しとして取り掛かりました。弾き語りのときは、絵も音も、ソニーのビデオカメラに直接撮って(録って)いたことを思うと、機材的には充実してきました。
 
実のところ、オーケストラ部は、8月の半ばには完成しでおりました。何度か歌入れにも挑んだのものの、納得のいく出来映えに至らず、しばし棚上げしていたものです。今回の歌に満足しているわけではありませんが、何とか格好が付いたかな、というところでアップします。
例に漏れず、オリジナルの音源からYouTubeへのアップロード段階で音質の劣化があり、だいぶ印象が変わってしまいました。
どこかでオリジナルのWAVファイル(96KHrz/32bit)
で音を聴いて頂く機会をつくりたいものです(動画はありませんが)。
 
音源ソフトは、Vienna Instruments。ドヴォルザークの「グローリア」「クレド」で用いたウィーン生まれのソフトです。
その後、Hollywood Orchestraも入手しましたが、そちらはハードルが高く、まだ着手していません。
シュトラウスの作品だけに、Vienna Instrumentsの柔らかな音が似合っているようにも思います。
MIDIキーボードはKAWAI VPC1購入前の愛器KORG M50となります。
 
Cafe au Labelのコンデンサーマイク:AMATERAS 8097は、とても歌いやすいマイクだと思いました。他のコンデンサーマイクは知らない(USB用は除く)ので、比較は出来ませんが、気に入っております。 
 
Virtual Orchestra : Vienna Instruments
PC: MSI Prestige 15 /CPU Core i7-10710U / Memory 64GB
DAW: Cubase Pro 10.50
Condenser Microphone: AMATERAS 8097
Microphone Cable: NEO(オヤイデ電気) AR-910M
Audio Interface: UAD Apollo Twin X QUAD
MIDI Keyboard: KORG M50 88
Universal Control Surface: BEHRINGER X-TOUCH
Monitor Speaker: YAMAHA MSP3 Monitor
Headphone: beyerdynamic DT 1990 PRO
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G.FAURÉ:Pie Jesu (慈悲深きイエス)福島章恭, ソプラノ独唱&Vienna instruments ~ フォーレ:レクイエムop.48より

2020-10-21 01:04:43 | コーラス、オーケストラ

G.FAURÉ:Pie Jesu (慈悲深きイエス)福島章恭, ソプラノ独唱&Vienna instruments ~ フォーレ:レクイエムop.48より

福島章恭 うた#5
G.FAURÉ:Pie Jesu(慈悲深きイエス)
フォーレ:レクイエム op.48 より

ソプラノ独唱: 福島章恭
バーチャル・オーケストラ: Vienna Instruments

満を持して、永遠の名歌フォーレ「ピエ・イェーズ」に挑戦してみました。 ソプラノの声では、コーラスのレッスン中にお手本として歌うことは日常的にあるのですが、1曲丸々歌うということははじめてかも知れません。

よい 勉強になりました! 力不足ゆえ、上手くいっていないところが散見されますが、今後精進を重ね克服していきたいと思います。これを機に、少しずつソプラノで歌えるレパートリーを増やしていきたいと思います。

先にアップしたR.シュトラウスのMorgen! の歌唱にも不満が出てきて、撮り直したかったのですが、新作を優先した次第です。

なお、今回共演したバーチャル・オーケストラは、Vienna instrumentsであります。
ウィーン・コンツェルトハウスにてサンプリングしたであろうパイプ・オルガンの響きも素晴らしいですね。


Virtual Orchestra : Vienna Instruments

PC: MSI Prestige 15 /CPU Core i7-10710U / Memory 64GB
DAW: Cubase Pro 10.50
Condenser Microphone: AMATERAS 8097
Microphone Cable: NEO(オヤイデ電気) AR-910M
Audio Interface: UAD Apollo Twin X QUAD
MIDI Keyboard: KORG M50 88
Universal Control Surface: BEHRINGER X-TOUCH
Monitor Speaker: YAMAHA MSP3 Monitor
Headphone: beyerdynamic DT 1990 PRO
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ふたつのサンクトゥス 3大ヴァーチャル・クワイアの共演(競演)! East West & Vienna Insrtruments

2020-10-19 17:27:50 | コーラス、オーケストラ

Dvorak Mass in D major Ⅳ.Sanctus 1/Hollywood Choirs & Vienna Choir(Type.A)

福島章恭「うたシリーズ」番外編 合唱団のための音取り音源 (全パート用)
ドヴォルザーク:ミサ曲ニ長調op.86  Ⅳ.サンクトゥス (Type.A)
Hollywood Choirs(女声)とViennna Choir(男声)による混声(混成)合唱版

ヴィラ=ロボスに引きつづき、ドヴォルザークにて、ヴァーチャル・コーラスによる歌う文字付き音源を作成してみました。 テキストが短いので楽勝、と思いきや、East West社 Hollywood Choirsの男声の扱いに難渋し、いたずらに数日を過ごしてしましました。

というのも、同ソフトの女声に較べ、デフォルトの儘では発声が荒っぽく、音質にもノイズが混ざり、出来上がりが美しくないのです。システムの電源環境をオーディオ並に見直したり、USBハブを交換したりしましたが、打開策は見当たらず、苦肉の策として、男声のみViennna InstrumentsからのVienna Choirに差し替えることにしました。 Viennaの方はヴォカリーズのみでテキストを歌えないわけですが、合わせてみると思いのほか違和感がなく、四声ともにHollywood Choirsの場合よりも、遙かに澄んだ音質となりました。

なお、Hollywood Choirsの男声の扱いについて、ただたんに、DAW初心者であるわたしの技量不足の可能性も大いにあり、評価は保留としておきます。 

♫ヴィラ=ロボス同様、動画アップの際にオリジナル音源にはないノイズが乗ってしまったことをお詫びします。

 

Dvorak Mass in D major Ⅳ.Sanctus 2/Hollywood Choirs &Symphonic Choir(Type.B)

福島章恭「うたシリーズ」番外編 合唱団のための音取り音源 (全パート用) ド
ヴォルザーク:ミサ曲ニ長調op.86  Ⅳ.サンクトゥス (Type.B)
Hollywood Choirs(女声)とSymphonic Choir(男声)による混声(混成)合唱版
全パート歌うテキスト付き!

もはやこの一件、一般の視聴者のみならず、コーラス団員諸氏にとっても、まったくどうでも良いお話しだと思いますが、乗りかけたを越えて乗ってしまった船、ある程度は追求しておかないと、気持ちが収まりません。というわけで、酔狂な方には、お付き合い願いたいと思います。

その後、四声部ともにテキストを歌わせたい、との思いから、同じEast West社の一世代前の音源ソフトSymphonic Choirsを入手し、挑戦してみました。 Hollywood Choirsには、女声、男声の二択しかないところ、Symphonic Choirsには、ソプラノ、アルト、テノール、バスの4声部も用意されているという一点に望みを託したのです。

声の質に関して、両者に本質的な違いはありませんが、Hollywood Choirsの方が男声、女声それぞれが14ずつのパッチから構成されているのに対し、Symphonic Choirsの方は、各パート6パッチずつ(つまり、男声トータルと女声トータルは各12パッチずつ)と、幾分シンプルになっていて、その分、多声が重なったときのノイズは少ないようです。 これはいいぞ、と喜んだのもつか束の間、設定されているソプラノとバス・パートの声域が足りず、不本意ながら、バスパートにテノールパートのパッチを重ねるという方法で、切り抜けました。

なぜ、不本意かというと、軽いテノールの素材を加えたが故に、バスパートが高い音を歌うときに、テノールの声質となってしまうからです。ソプラノらしい低声、バスらしい高音をどうつくっていくかが、今後の課題ではあります。

♫こちらにも、動画にアップする際、オリジナル音源にはないノイズがのってしまったことを、お詫びします。

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ヴィラ=ロボス: 聖セバスチャンのミサ 「グローリア」 福島章恭 / Hollywood Choirs 〈改定版〉

2020-10-08 21:50:05 | コーラス、オーケストラ

ヴィラ=ロボス: 聖セバスチャンのミサ 「グローリア」 福島章恭 / Hollywood Choirs 〈改定版〉

  

ヴィラ=ロボス:聖セバスチャンのミサより Ⅱ.グローリア

Villa-Lobos: MASS in honor of Saint Sebastian 2.GLORIA

♪ヴァーチャル・コーラス~EastEwst: Hollywood Choirs とWordbuilderによる歌うラテン語テキスト付き
制作(演奏・編集):福島章恭
 
 
※前動画をアップ後、試行錯誤を重ねた結果、上記の雑音が若干軽減しましたので、動画を差し替えました! 
 
女声合唱のための音取り音源シリーズでは、前回、同じミサ曲から「アニュス・デイ」にて、はじめて歌詞を歌わせる試みを行いましたが、今回はテキストの比較的長いグローリアに挑戦してみました。 ヴァーチャル音源であるHollywood ChoirsのエンジンであるPLAY6に備わるWordbuilderを用いてのものですが、テキストを打ち込むと勝手に譜割りしてくれる筈もなく、すべての音符に発音を書き込んでゆくという、まあまあ手間の掛かるものです。 しかも、打ち込んだ文字は、いかなる時もテキストの冒頭からしか発音されず、たとえば、曲の後半を手直ししたときなど、それを確認するために冒頭から再生しなければならない、という厄介なものです。
 
どういうことかというと たとえば、patris という単語がメリスマでで歌われるとき、pa a a a a a trEs と打ち込んでおく(iの発音はEと打つ)のですが、このaの数をひとつ間違えると、それ以後、すべてずれたまま発音されてしまうのです。そして、その直しを確認するのに、曲の頭から全部聴かなければならない、というワケです。 あまりにもロスが多いため、途中から、全体を6ブロックに分け、最後にひとつのプロジェクトに統合するという方針に転換し、なんとか完成に辿り着きました。
 
もうひとつ、厄介なのは、その語の発音によって、打ち込みのタイミングを変えなければならない、ということです。gratias をひとが歌うとき、grのふたつの子音を拍よりも早めに発音するように、キーボードも早めに打ち込まなければなりませんし、その反対にamenのaなど、母音で始まる語は遅めに叩くのです。 さらに、我がPCのスペックでは、バッファサイズを下げるとPCがバリバリと悲鳴を上げてしまい、そのため、レイテンシーの耐えながらの辛い演奏となります(笑)。十分なスペックと予測してのPC選択でしたが、これは誤算でした。
 
手順としては、
1.最初にPLAY6にパート毎のテキストの発音を、各プロジェクトのすべての音符分打ち込む。
2. その発音に合わせて、演奏し記録する。
3.後から、より自然な発音となるよう、データを修正する。

となりますが、最も手間の掛かるのは、3の手直しとなります。 そんなわけで、たった8分強の作品を仕上げるのに、自由時間のほぼ全てを費やしても1週間以上を要してしまいました。今後、要領はよくなるにしろ、すべての作品でこれを行うと、仕事や勉強に差し支えるため、今後は作品を選んで行うことにします。
 
なお、本作品より、CubbaseのHamord Tuning機能による純正律によるモードを用いてみました。実際とは、差異はありましょうが、、平均律モードのままよりは、遙かに心地よいハーモニーとなっているように思います。このモードの存在を教えてくださった、信頼できる友であり、作曲家の高崎真介さんに心より感謝します。
 
※オリジナル音源は澄んだ音なのですが、YouTubeにアップロードする段階で、マイクに風の当たるような雑音が発生してしまうのが悔やまれます。もともとHollywood Choirsの音声に含まれている特定の成分が強調されてしまうのか? 改訂版で改善されたとはいえ、まだまだ理想には遠いため、試行錯誤を続けたいと思います。
 
使用機器 & ソフト
Virtual Choir: EastWest HOLLYWOOD CHOIRS (Sung in Latin by Wordbuilder)
PC: MSI Prestige 15 (CPU Core i7-10710U / Memory 64GB DAW: Cubase Pro 10.50)
Audio Interface: UAD Apollo Twin X QUAD
MIDI Keyboard: KAWAI VPC1
Universal Control Surface: BEHRINGER X-TOUCH
Monitor Speaker: YAMAHA MSP3
Monitor Headphone: beyerdynamic DT 1990 PRO
Video Editing: Power Director 17
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