今回の宿泊は、トレイン・ビューの部屋とのこと。特に鉄道オタクでもない自分にはどうでも良いことと思っていたのだが、いざ、窓外の景色を眺めてみると、なかなか楽しい。
車両の型番とかが分かればもっと面白いのだろうけど、結構、色とりどりの電車があるものだと感心するし、複数の電車が同時に現れたりすると、意味もなく興奮するのだから不思議である。また、ゴトゴトといつまで続くのかと思われるほどに沢山の貨車を牽引する貨物列車も風情があってよろしい。
ああ、そういえば、幼少期に1年ほど住んだ生麦の社宅が東海道線の線路近くにあって、よく眺めに行ったことを思い出した。まだ妹も生まれる前だから3歳の頃でもちろん断片的な記憶。転居後も友人を訪ねに行った場所だから記憶が強化されているのだろうけれど、そんな郷愁が今朝の私を喜ばせているに違いない。
トレイン・ビューの部屋の宿泊特典は、「381系高速特急電車やくも」の描かれた入場券レプリカ。チェックインの時には、こんなもん要らないと、内心呟いたものだが、急に愛しく思えてきた。額に飾るほどではないが、大事な本の栞としては使えるかな。