福島章恭 合唱指揮とレコード蒐集に生きるⅢ

合唱指揮者、音楽評論家である福島章恭が、レコード、CD、オーディオ、合唱指揮活動から世間話まで、気ままに綴ります。

雪の日に「マタイ」を観る

2014-02-14 17:53:42 | レコード、オーディオ
福島章恭HP http://www.akiyasuf.com

 


本日は大雪のため急遽在宅となり、未開封のままだったラトル&ベルリン・フィルの「マタイ受難曲」Blu-rayディスクを鑑賞。2010年のシアターピース的な上演のライヴだ。演出は、ピーター・セラーズ。

ラトルについては、2006年12月、アン・デア・ウィーン劇場で聴いたウィーン・フィルとのモーツァルト三大交響曲の余りの酷さに「二度と聴くまい」と誓ったものだが、ただの一度で全否定するのも良くない、と思い直すとともに、自らの「マタイ受難曲」理解を深めるために。

これは、色々考えさせられる上演だ。
簡単に書くわけにはいかないので、詳しくは機会を改めたいが、ただひとつ述べておくなら、「エロス」である。バッハの宗教音楽から、このような官能美を引き出せることができるとは、大きな発見だ。それを成し遂げたラトルとセラーズには恐れ入った次第。

 

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