順序は逆になったが、11月1日(日)の夕方、長野県伊那市の「いな少年少女合唱団」の練習にお邪魔した。
伊那市ご出身のピアニストである小沢さちさんの仲介により、来る1月30日(土)の「マタイ受難曲」東京公演にご出演願うことになったのだ。
八王子より特急あずさで2時間、かつて教えた音楽教室のある岡谷から、飯田線で豊橋方面へ南下すること約50分、伊那市に到着。この地に立つのも34年ぶりで、殆ど景色の記憶はなかった。
レッスンは幸せなものだった。
子どもたちの無垢な歌声の素晴らしさは、ご指導の山岸めぐみ先生の薫陶の賜物。
東京、厚木、長岡の大人組もうかうかしていられないぞ。
その日のうちに帰宅することもできたのだが、久しぶりの信州ということで、下諏訪の温泉宿にて骨休め。
無色透明の単純泉は、掛け流しで身も心もジンワリと温まった。露天風呂では信州ならではの冷たい空気が心地よい。
軒につるされた干し柿を眺めつつ、美味しい朝食。普段は朝食を抜くことの多いわたしだが、こんなときばかりは食べなきゃ損。
食後は氷雨の中、諏訪大社下社秋宮へ参拝。
素敵な出会いの数々を感謝すると共に、東京~ライプツィヒの「マタイ受難曲」公演の成功を誓った次第。
ところで、自分で指揮をしていたので、いな少年少女合唱団のみんなとの写真がない。
どなたかに撮って頂くか、レッスン後に記念写真でも撮るべきだったなあ。
それは次の機会に。本番前にはもう一度、伊那に訪れようと思う。