さて、そのティーレマン&シュターツカペレ・ドレスデンの演奏がどうであったっか、については、今は書きたいけれど書かないでおこう。サントリーホールでの2公演が控えているわけで、それを聴こうという聴衆に先入観を与えてしまっては申し訳ないと思うからである。
というわけで、ここでは、別の話題を・・・。
今日のみなとみらいの入りは、良いとは言えなかった。1階席が6割、2階席も3割ほどしか埋まっていなかった。それに対し、3階席後方は満席状態。これはティーレマン人気が陰っているというよりは、S席32,000円という料金設定が高すぎるのだと思う。A席26,000円との差額が6,000円というのも大きすぎる気もするが、A席ですら空席が目立った。さらに高額なウィーン・フィルとのベートーヴェンなら即日完売だったことを思えば、主催者も当てが外れたのではなかろうか? 日本に於けるウィーン・フィルのブランド力の強さの為せるワザであり、客層に違いがあるのかも知れない。