福島章恭 合唱指揮とレコード蒐集に生きるⅢ

合唱指揮者、音楽評論家である福島章恭が、レコード、CD、オーディオ、合唱指揮活動から世間話まで、気ままに綴ります。

ORFEOへの疑い

2014-06-28 01:13:31 | レコード、オーディオ
クナッパーツブッシュのリング。
1957年のWALHALL盤初体験の歓喜の後、1956年のORFEO盤を再生してみたのだけれど、音がこもっていて、とても聴いていられない。オーケストラのサウンドに魅力がなければ、いくら指揮がクナッパーツブッシュであっても、リングの長丁場を聴き通すのは厳しい。

ORFEOの方がバイエルン放送協会マスターによる正規盤である筈なのに・・。

テープの状態の違いなのだろうか?
それにしても、前後1年間でこんなに差のあるのも変だ。

ということは、マスタリングの巧拙の違いなのか?

ORFEOには、ヘボなマスタリングで名演奏を台無しにするという前科が山ほどあるから、その疑いも捨て切れないんだよなぁ。

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2 コメント

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クナのリング3年分 (kitaken)
2014-06-28 11:22:16
クナのリングは1958年のチクルスがさらに高音質です。かつてGolden Melodramから出ていたものが放送局蔵出しかと思えるほどの音質でした(1957年チクルスも同じく)。今は、Walhal盤も出ているようです。1956のは、そのGolden Melodram盤でも音が悪かったのです。Orfeoが出て、音質が向上した印象でした。でも、ご指摘のような印象は変わらず、56年と57年で録音の仕方が変わった、技術が向上した、という印象です。
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Re:クナのリング3年分 (福島章恭)
2014-06-28 21:46:07
kitakenさま

拙blogをお訪ね頂き光栄です。
クナッパーツブッシュのリング、56年と57年の音質の違いなど、貴重な情報に感謝します。
orfeoのせいばかりでは、ないのですね。

58年リングも早速注文しました。楽しみです。
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