真夜中にサヴァリッシュ&ウィーン響のブラームス4番をオランダ・オリジナル・プレスのアナログ盤で聴く。1963年1月録音というからサヴァリッシュは40歳の誕生日を迎える手前。うーん、若い。
若い頃のサヴァリッシュは、本当に素晴らしい。もちろん、後年も良いのだけど、切れ味の良さが並ではないのだ。クナッパーツブッシュがバイロイトで「ブラヴォー!」と呼びかけただけのことはある。
あれだけ、N響に客演してくれていたのに、身近に感じ過ぎて一度も聴きに行かなかったことを悔やむ今日この頃。
これから暫く、サヴァリッシュの若い頃のレコード蒐集に明け暮れることとなりそうである。
しかし、このHI-Fi Stereoレーベル、再生音のピッチのやや高いのは気になるところ。もともとのウィーン響のピッチなのか、レコード化の過程でテープの回転数を上げたのか、後日ナクソス・ミュージック・ライブラリーに提供されているCD音源と比較してみるとしよう。