新年おめでとうございます!
2018年は、尾高忠明先生&大フィルとの感動的な「第九」に幕を閉じました。
わたしにとっては、4度目となる大フィルの12月29日、30日の「第九」。
マエストロ尾高とのベートーヴェン・チクルス最終回でもあったこの度の「第九」では、一段と表現力とアンサンブル力を増したオーケストラ共々、大フィル合唱団は最良のパフォーマンスを示すことができました。
年の最後に合唱団を定点観測する絶好の機会でもあるわけですが、マエストロからも「去年もよかったが、今年はさらに成長している」とお褒めの言葉を頂けたのは大きな励みとなります。
大フィル合唱団として初の海外公演となったライプツィヒ聖トーマス教会でのバッハ「ロ短調ミサ」体験(9月)、パスカル・ロフェ先生との清新なフォーレ演奏(10月)、また、ジャスティン・ドイル先生&リアス室内合唱団メンバーによるワークショップ(11月)など、合唱団にとってたくさんの財産を頂いた年でもありました。
さて、わたしにとって、2019年はブラームスの年となります。
すでに何度かお伝えしているように、2月27日にはサントリーホールにて「ドイツ・レクイエム」演奏会。
6月18日にはヴェリタス・クワイヤ・ジャパンを引き連れて、ベルリン・フィルハーモニーにて同作品の再演。こちらは、ベルリン交響楽団のほか、ベルリン自由大学合唱団との共演が本当に楽しみであります。
さらには、大フィル合唱団とともに、尾高忠明&大阪フィルハーモニー交響楽団のブラームス・チクルスに参加。
4つの交響曲のカップリング・ナンバーとして、「埋葬の歌」「アルト・ラプソディ」「運命の歌」「哀悼の歌」「運命の女神の歌」の5作品を演奏致します。
ブラームス・チクルスと言えば、かつての朝比奈&新日フィルがそうであったように、2つのピアノ協奏曲、ヴァイオリン協奏曲、ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲と組み合われるのが常であるところ、魅惑の合唱曲を採り上げるというあたりが、このチクルスの真骨頂。それほど、大フィル合唱団がマエストロ尾高に信任されているという証ともなりましょう。大いにご期待ください。
♪今回はブラームス関連のみにて。そのほかのコンサートについては、別の機会にお知らせします。
ブラームス:ドイツ・レクイエム特別演奏会
日時: 2019年2月27日(水) 19時開演(18時半開場)
会場: サントリーホール大ホール
指揮: 福島章恭
ソプラノ: 平井香織
バリトン : 与那城敬
オーケストラ: ヴェリタス交響楽団(コンサートマスター: 崔文洙、新日本フィル、東京交響楽団をはじめとするトッププレイヤーにより構成)
合唱:ヴェリタス・クワイヤ・ジャパン
チケットぴあ: https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventCd=1844428