今宵(1月18日)からはいよいよ後半戦。「ジークフリート」である。
「ラインの黄金」(13日)は、ティーレマンならもっと凄くてもよいのでは? と思ってもみたが、それは我が座席のせいかもしれない。パルテレ(平戸間)の前から16列目中央は頭上がロジェ(下の写真参照)、つまり頭上に低い屋根がある状況で、わたしの知るゼンパーオパーの音とは違ってたからだ。
これはいかん、というわけで、残り3公演のチケットを取り直すことに。そのロジェよりやや左の座席を確保して聴いた「ワルキューレ」(14日)は素晴らしいものであった。
数日前まで完売と告知されていた公演で、このような特等席が当日に入手できたのも、VIP客、招待客用の座席に空きが出たからであろう。
第1幕こそ、2年前の衝撃を超えなかった(あのときは、クナのレコード以上に感動した)が、第2幕ではティーレマンの棒に何かが降りてきたかのようで、オーケストラのサウンドに命の灯が宿り、最後まで最高の連続であった。
2年前、ここでジークリンデの究極の幸福を歌ってわたしを虜にしたペトラ・ラングが今回はブリュンヒルデを演じている。声、芝居ともに抜群で改めて惚れ直した。
第1幕の感動が2年前を超えなかった理由は、ティーレマン云々より、そこにペトラ・ラングが居なかったからかも知れない。
いずれにせよ、ゼンパーオパーの歴史とティーレマンの優れた劇場感覚に感服する日々。稀少な体験をさせて頂いている。
「ラインの黄金」(13日)は、ティーレマンならもっと凄くてもよいのでは? と思ってもみたが、それは我が座席のせいかもしれない。パルテレ(平戸間)の前から16列目中央は頭上がロジェ(下の写真参照)、つまり頭上に低い屋根がある状況で、わたしの知るゼンパーオパーの音とは違ってたからだ。
これはいかん、というわけで、残り3公演のチケットを取り直すことに。そのロジェよりやや左の座席を確保して聴いた「ワルキューレ」(14日)は素晴らしいものであった。
数日前まで完売と告知されていた公演で、このような特等席が当日に入手できたのも、VIP客、招待客用の座席に空きが出たからであろう。
第1幕こそ、2年前の衝撃を超えなかった(あのときは、クナのレコード以上に感動した)が、第2幕ではティーレマンの棒に何かが降りてきたかのようで、オーケストラのサウンドに命の灯が宿り、最後まで最高の連続であった。
2年前、ここでジークリンデの究極の幸福を歌ってわたしを虜にしたペトラ・ラングが今回はブリュンヒルデを演じている。声、芝居ともに抜群で改めて惚れ直した。
第1幕の感動が2年前を超えなかった理由は、ティーレマン云々より、そこにペトラ・ラングが居なかったからかも知れない。
いずれにせよ、ゼンパーオパーの歴史とティーレマンの優れた劇場感覚に感服する日々。稀少な体験をさせて頂いている。